昨季の賞金王が国内開幕戦で強さを見せた(撮影:上山敬太)

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<東建ホームメイトカップ 最終日◇17日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(7,081ヤード ・パー71)>
 2位に4打差をつけ最終日を迎えた昨季の賞金王、キム・キョンテ(韓国)。このまま簡単に逃げ切るかとも思われたが、近藤共弘、永野竜太郎らの猛追を受ける。最終ホールを近藤と2打差で迎えるが、近藤が10メートルをねじ込みバーディ。一方自身はボギーとしてしまい、勝負はプレーオフにもつれ込んだ。

 「近藤さんのペースでプレーオフに入りましたね」と不利な展開だったか、3ホール目で近藤がセカンドショットでグリーンを外すと寄せきれずボギーに。キョンテはパーオンに成功するときっちり2パットでパーとし、勝負あり。ツアー通算11勝目を挙げた。
 優勝会見では「ショットが悪い中頑張りました」と少し疲れた様子で笑ったキョンテ。この大会までに4試合に出場したが、「調子が悪くて。特にドライバー。そこまで曲がるわけではないですが、イメージが出ない」。その中で、今週のプロアマ戦から3番ウッドをテーラーメイドの『M2』に変更。「ドライバーと同じくらい飛ぶ」というこのクラブにはだいぶ助けられたという。今季はここまで思うような結果を出せていなかったが、「これで安心しました」と自分のプレーに自信を取り戻した。
 キョンテは今回の賞金の10%を義援金として日本ツアー機構に収めることに同意。「もう日本に来て9年、日本にいる時間も長くなってきました。自分をはじめ海外選手たちも、被災地が早くもとに戻って欲しいと願っています」。九州には多くの知人がいるらしく、地震の話になると沈痛な面持ちを見せた。
 今年も昨年と変わらぬ強さをみせたキョンテ。今年も国内男子ツアーは“鬼”の異名を持つこのプレーヤーを中心に回っていくことになりそうだ。

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