目に余るネットマナー。そんなユーザーが落ちる地獄は?

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インターネットの闇は深い。特に匿名性が担保された掲示板などにおいては、日常生活では耳にもしないような過激な発言の応酬を目にすることがよくある。実際に行き過ぎたネットでの言動が近年、犯罪となって現実世界に表出する事例が後を絶たない。このように現実世界にまで影響を及ぼすネットでの暴言について、一般的にはどのように考えられているのだろうか。
「教えて!goo」には「ネット上で暴言を吐く人って年齢でいったらどれくらいなんでしょう?」といった質問が寄せられている。

■悪辣なユーザーに老い若いの関係はない。潜在的にはあなたも……?

質問はどのような年代がネットで暴言を吐くのか質問しているが、回答は異口同音に暴言を吐くユーザーに年齢的な偏りはないとする。また、誰しも魔が差してしまう可能性もあるのだと付け加えている。

「他でも答えられているが年齢は関係ない。どの世代にも勘違いしている連中はいるのだ」(銀鱗さん)

「どの年代にもいると思う。社会全般や自分の今置かれている環境に不満がある人たちが、その憂さ晴らしにそういう行動に出るんだと考えてる」(bfoxさん)

「ま〜ネットだから、『素』が出るんでしょうね」(area_99さん)

ネットリテラシーはこうした無秩序なネット空間を予防する、各自の心がけに依っている。以下ではネット暴言を掘り下げて、「もし、悪辣ユーザーが地獄に堕ちたら?」というと例え話をしてリテラシーを促したい。

■地獄特急。行先は「焦熱地獄」と「大叫喚地獄」

日本には、「嘘ついたら閻魔様に舌を抜かれる」という言葉にあるように、古来より独特の地獄観が形成されてきた。亡者が堕ちる地獄は、基本的に生前のすべての行いを考慮して決定される。もちろんインターネット上といえど、そこでの言動も閻魔帳に記されていることだろう。では具体的に悪辣なユーザーが堕ちる地獄はどのようなものなのか。日々「死」と向き合うことも多く、僧侶との語らいの中で死後の世界観に詳しい、心に残る家族葬を行う葬儀アドバイザーに解説していただいた。

「可能性があるとすれば、焦熱地獄でしょう。ここには殺人犯、窃盗犯などのほか、ある事ない事を言いふらした者が落ちるとされています。例えば、焦熱地獄の1つである『大焼処(だいしょうしょ)』では、殺生をすることによって神や天人の住む世界に転生できる、と主張する者が対象になります。ネット空間では安易に『○○死ね』『あいつは死んだ方が良い』などという乱暴な悪口が書きこまれる事がしばしばありますね。もしこの大焼処に落ちた場合、罪人は灼熱の炎に身体の内部から炙られ、永遠に苦しめられることになるでしょう」

「死ね」発言が、地獄では殺人と同等と罰と受けるとされることは、そうした発言がそれだけ誰かを傷つけているということを示しているのだろうか。その他にも、虚言、妄言に関する地獄も紹介された。

「また、大叫喚地獄にも落ちてしまうかもしれません。ここの一つである『受苦無有数量処(じゅくむうすうりょうしょ)』には、嘘をでっち上げて『目上の者』を陥れたり、自分より優れた者を妬んで貶めようとした者が落ちるとされています。ネットにおいては、職場の上司や先輩の名を匿名掲示板などに書き込んである事ない事をでっち上げて『晒し』をしたり、様々な分野で成功をおさめた有名人やアイドルなどの悪口を書き込み、みんなで寄ってたかって『叩く』などの行為は毎日のように発生する現象です。
しかしこの受苦無有数量処に落ちると、罪人の身体の中には無数の『虫』が発生し、それらが動き回る痛み・痒みに加え、その毒が肉や内臓を蝕んでゆきます。さらに罪人の身体は灼熱の炎で炙られ、最後はそうして焼け焦げた部分に『毒草』を植えられます。もしもこんな目に遭ってしまうくらいなら、悪口は言う側ではなく、言われている側にいた方がはるかに良いでしょうね」

掲示板だけでなくSNSなど、匿名であることに慣れている現代社会においては、ふと気を緩めれば、心の奥底にふつふつと沸く「黒い」衝動が表に出てきてしまうそうになる場面が少なくない。そうした衝動を抑える一つのリテラシー観念として、以上のような「もしネットで暴言を吐いたら?」に関する地獄観を参考にしていただければ幸いである。

●専門家プロフィール:心に残る家族葬 葬儀アドバイザー
「葬儀の参列者を遺族や近親者など、本当に故人を亡くした悲しみを共有できる方だけに限定」し、「世間体を重視している感のある告別式を簡素化」する家族葬の提案を行う。

(樹木悠)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)