左がダイエット開始時(2015年9月)、右が終了時(2016年4月)。ポッコリお腹がへこみ、太ももも細くなったような

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とうとう、この日が訪れた。36歳男性の木村清志さん(仮名、以下キヨシさん)が、2015年9月からおよそ半年に渡って続けてきたダイエットが終了する。

食事メニューの見直し、ウォーキング、仕事中エクササイズ、さらに断食――思えばあれこれと挑戦し、失敗もあった。試行錯誤を重ねた末に、「半年で10キロ減」の目標は達成できたのか。

丸1日断食に成功も「かえって食が進む気が...」

「最終回」を前に、キヨシさんは「追い込み」を試みた。1度は挫折した週末断食だ。前回は何も準備せずいきなり食事を抜いたため、すぐに空腹に耐えられなくなった。その反省を踏まえて、金曜の夜から食事の量を抑えて心身ともに「断食モード」に切り替えていったという。

土曜朝は豆乳だけを飲み、昼食時もお茶や、妻の美香子さん(仮名)が飲む酵素ドリンクを分けてもらった。午後になると空腹感が押し寄せてきたので、気を紛らそうと家族で散歩に出かけた。ちょうど桜が満開の時期で心がいやされた...と思ったら、

「屋台がいっぱい出ていて、おいしそうな匂いが漂ってくるんですよ」

とボヤく。それでも、夜も水分を摂取するだけにとどめて早々に床に就いた。1日、何も食べずに乗り切ったのだ。

編集部「見事に前回の反省を生かしましたね。なぜ断食できたと思いますか」
キヨシさん「これで最後だからがんばらないと、と気合が入ったんです」
編集部「なるほど、でも最後だからなんて言わずに、せっかく成功したのですから、習慣にしてもらっていいんですよ」
キヨシさん「...(苦笑)」

日曜朝は、おかゆを口にした。普段は食べることのないメニューだが...。

キヨシさん「(満面の笑みで)これが、おいしいんですよ。素材の味が分かるというか、『ご飯ってこんなに甘いのか』と驚きました」

ランチから通常の食事に戻し、納豆や豆腐を食べたが、これまた「おいしかった」を連発。「かえって食が進む気がして、妻から『あなたは断食に向いてないかも』と言われちゃいました」

長年悩まされてきたひざの痛みが少なくなった

実は断食直後に自宅で体重を計ったところ、ほとんど変化はなかった。「こんなにキツい思いをしたのに、減っていないのか」と少々落ち込んだが、変化はその後訪れた。76キロだった体重が徐々に減っていき、1週間以内に75.0キロまで落ちたというのだ。

キヨシさん「ダイエットを始めてから、最軽量ですよ(ドヤ顔)」
編集部「確かにスゴイ。開始当初の体重が83.5キロだったから、8.5キロの減量に成功ですね」

断食と体重減の因果関係は、はっきり分からない。ただ最近は、夕食時に脂っこいメニューは影をひそめ、魚やタンパク質中心の食事が定着している。しかも食べる量が少なくなった。食事だけではなく、可能な範囲で続けてきたスロートレーニングや、週末に子どもと遊びながら体を動かす習慣も影響して、体重減につながったと考えられる。そして、こんなうれしい効果も出た。

キヨシさん「体が軽くなったおかげか、長年悩まされてきたひざの痛みがぐっと少なくなったんです。運動するって大事だなと、いまさらながら実感しました」

性格上、「1日1時間歩く」「ジムに定期的に通う」といったノルマを課されるとモチベーションが続かない。時々目先を変えながら、自分に適した方法を見つけては挑戦する方法が合っていたのだろう。

編集部「でも、そういえば当初目標は10キロ減でしたよね。完全クリアとは言えないし、やっぱり罰ゲームを...」
キヨシさん「いやいやいやいや、実はダイエット開始直前まで、体重88キロぐらいあったんですよ。その時と比べたら10キロ以上減ってますって」
編集部「ふーん、なんだか後付け感たっぷりな気もしますが、8.5キロ減でも十分な成果ですから、オッケーとしましょうか」

企画としては今回で終了だが、キヨシさんは「せっかくだから70キロ前後まで落としたい」と意欲は衰えていない。2016年1月の健康診断では、まだ「メタボ状態」だったので、少なくともそこから抜け出したいというのだ。

キヨシさん「やせたおかげで、若いころのお気に入りの洋服が着られるようになりました。60キロ台までいけば、もっと着られる服が増えますしね」
編集部「それなら、せっかくだからダイエット第2幕、いきますか」
キヨシさん「えっ」

半年続いたダイエット格闘日記はこれにて終了。次回「番外編」として、キヨシさんの体験から「成功」と「失敗」を振り返る反省会をリポートします。