中国メディア・捜狐は14日「日本は最高の部品を作ることはできるが、優れたスマートフォン本体を作ることはできない」とする記事を掲載した。 (イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・捜狐は14日「日本は最高の部品を作ることはできるが、優れたスマートフォン本体を作ることはできない」とする記事を掲載した。 

 記事は、スマートフォン産業の重要部品供給において日本企業が強い競争力を持っていることを認めざるを得ないとする一方で、「スマートフォン本体は日本本土以外ではほぼ全滅である」と説明。「何が原因でそうなったのか、問わずにはいられない」とした。

 そのうえで、日本のスマートフォン業界が欧州や中国とは異なり、キャリア主導の状態にあると紹介。キャリアがハード、ソフト、アプリケーションプラットフォームの規格を定めたうえで、メーカーに生産させるため、「メーカーはキャリアの代理生産部門に甘んじており、イノベーション能力に制限がかけられている」と解説した。

 一方で、クローズな姿勢を貫くことでキャリア側の干渉をさせない米アップルのiPhoneが、ユーザーエクスペリエンスの面でアンドロイド端末に大差をつけてリードしている状況であるとしている。また、キャリア主義によるイノベーション不足により、日本メーカーのスマートフォンは海外では負けっぱなしの状態であると論じている。

 そして、日本ではなおも当面の間はiPhoneがスマートフォン市場をリードすると予測。日本メーカーはなおも厚い利益が望める中国市場を中心に、国外ブランドに対してディスプレイやWifiモジュールなどの部品供給をさらに強化することになるだろうとした。

 いわゆる「低価格スマホ」として発売されている機種と、キャリアが発売する各メーカーの機種では、キャリア機種の方がスペックが高く、「オーバースペック」と評価されることすらある。ハイスペックな分、価格も高くなるわけだが、最近では「低価格スマホ」の普及により「高価格高機能」が日本においても敬遠される傾向が出始めた。キャリアの縛りがない「低価格スマホ」では、中国をはじめとする外国ブランドが虎視眈々とシェアを狙っている。日本でも日本メーカーのスマホは、存在感が薄くなってきた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)