子どもの悪い習慣を良い習慣に置き換えるためには、親は子どもを教育する際にその行為がいけないということを教えるだけでなく、「なぜだめなのか」ということも合わせて理解させる必要がある。(イメージ写真提供:123RF)

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 子どもの悪い習慣を良い習慣に置き換えるためには、親は子どもを教育する際にその行為がいけないということを教えるだけでなく、「なぜだめなのか」ということも合わせて理解させる必要がある。

 中国人旅行客のマナーが世界中で問題となっていることについて、中国メディアの中国文明網はこのほど、中国人の旅行者に対して「なぜマナーを改める必要があるのか」という理由を説明する記事を掲載した。

 記事は最初に中国人旅行客のゴミのポイ捨てや列に割り込むといった悪い習慣が日本の空港で頭痛の種になっていると紹介している。こうした行為は中国ではありふれた習慣であるため、中国人旅行者にとって特に悪いことをしているという自覚はないのだろう。だが、こうした習慣は中国以外の国においては不快な行動であると場合が多い。

 記事は読者に向けて、ゴミのポイ捨てや列に割り込むといった行為が「悪い習慣」であるだけでなく、「なぜこうした行為を改める必要があるのか」という点についても論じている。

 例えば記事は旅行先での行動はその旅行者の道徳レベルを反映するだけでなく、その旅行者が属する国家の価値理念をも反映することになると説明。つまりある中国人旅行者が旅行先でゴミのポイ捨てや列に割り込むといった行動を取れば、世界各国の人びとは中国に対しても「周囲のことを考えずにゴミをポイ捨てしたり、列に割り込んだりする国家」であると評価するということだ。

 愛国心を大切にする中国にとって、こうした説得の方法は確かに効果があるだろう。さらに記事は逆に1人の中国人旅行者が率先して良いマナーを示せば、身の回りの友人たちに良い影響を与えることができるだけでなく、やがては中国人旅行者全体に良いマナーを示す精神が広がると説明。最終的に中国は世界各国から「礼儀を重んじる国」と評価され、美しい名声を得ることができると論じた。

 記事は中国人旅行者のマナーを改善するためにこうした説得方法を用いて心を動かそうとしているのだろう。この論法には非常に説得力がある。しかし身についた習慣を変えるには多大な努力と時間が必要であり、旅行者全体の習慣ともなればさらに大きな努力が求められるはずだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)