13日、韓国の旅客船セウォル号の惨事で犠牲となった生徒たちが生前使っていた教室の扱いをめぐり、遺族と学校などが対立していた問題が、惨事から2年になるのを前にようやく解決される見込みとなった。写真は14年8月、ソウルの合同焼香所。

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2016年4月13日、韓国・ノーカットニュースによると、韓国の旅客船セウォル号の惨事で犠牲となった生徒たちが生前使っていた教室の扱いをめぐり、保存を訴える遺族と活用を主張する学校などが対立していた問題が、ようやく解決される見込みとなった。

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惨事で多くの犠牲者を出した檀園高校と同校を管轄する京畿教育庁、犠牲生徒の遺族らからなる4・16家族協議会は、惨事から丸2年となる16日の前日の15日、高校のある安山市の政府合同焼香所前で協約式を行い、保存問題で揺れた「記憶の教室」の今後の扱いなどについて取り決めることで合意した。

具体的な合意内容は明らかにされていないが、先ごろ関係者らの間で合意された提案から大枠では外れないものとみられている。この提案には、2周年を機に教室の移転を進め、19年までに檀園高近くに建設される5階建ての追悼・教育施設「4・16民主市民教育院」に移動するとの内容が盛り込まれている。また、同施設が完成するまでは、教室は市内の安山教育支援庁の別館講堂に移される予定だ。

京畿教育庁の関係者は合意を受け、「セウォル号惨事以降、遺族と学校、京畿教育庁などが成し遂げた最初の社会的な合意であるという点で意味がある」と評価、「遺族が広い心で譲歩し決断してくれた」と述べた。

これについて韓国のネットユーザーからさまざまな声が寄せられている。

「合意できて良かった。あの日失われた魂のためにも、僕らは忘れてはならない」
「もう争いは終わりにして、良い世界に送ってあげよう。教室は今いる生徒の勉強場所として使って。かわいそうな子どもたちだってそれを望んでいるはず」
「物理的な衝突もなく問題が片付くことになって本当に良かった」

「そもそも誰のための合意なんだ?個人の不幸が他人に被害を及ぼす根拠になってはならない。そして学校は個人の所有物ではない」
「記憶は覚えていたい人がすればいいだけ。思い出したくない人だっているんだ」
「大人が解決できない問題のせいで、檀園高の生徒はこれまでずいぶん重い荷物を背負わされてきた。生徒たちに謝ってくれ」

「学校の教室は納骨堂ではない」
「利己主義の行き着く末」
「その5階建ての施設は遺族のお金で建てるんだよね?または安山市民から税金を取るのかな?あれだけの補償をしてあげたのに、国民の税金で建ててあげるなんてことだとしたら…」(翻訳・編集/吉金)