最終日、キム・キョンテをとらえることができるか(撮影:上山敬太)

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<東建ホームメイトカップ 3日目◇16日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(7,081ヤード ・パー71)>
 首位と2打差の2位からスタートした永野竜太郎は前半イーブンパーとスコアを伸ばせず我慢の展開となった。後半も11番でボギーが先行するが、14番、15番と3メートルを決めてスコアを取り返す。そして最終18番では奥から10メートルをねじ込みバーディ締め。大歓声の中でムービングデーのプレーを終えた。
喪章をつけてプレーする同じ熊本出身の重永亜斗夢
 永野はこの日4バーディ・2ボギーの“69”でラウンド。2つスコアを伸ばしトータル7アンダー、首位と4打差の2位タイとかろうじて優勝戦線に踏みとどまった。
 地元の熊本県は14日に震度7の地震に襲われ、昨晩にも大きな揺れが襲った。「練習やコースに向かうときに使う道」だという阿蘇大橋も崩落。「どんどん状況がひどくなっていく」という故郷に心が痛むが、「今は何もできることがない」とプレー前は葛藤していたという。
 大会初日に同郷の重永亜斗夢とJGTOに喪章の用意を依頼。永野、重永の他にも多くの選手が帽子に黒いリボンをつけてプレーした。「試合になれば自分のことに集中するしかない」、完全に頭から離すことはできないが、その中でも強い気持ちでプレーした。
 首位とは4打差。「とりあえず自分のプレーを全力で。良いプレーができれば、良い方向に結果もいくので」。この日はギャラリーからも「熊本が大変だけど頑張って!」など励ましの声を受けながらラウンド。きっと地元でも永野の健闘を願う人々が多くいるだろう。それらを力に変え、最後の最後まで自分のプレーに、目の前の1打に集中するのみだ。
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