弁護士・柳原桑子先生が堅実女子のお悩みに答える本連載。今回は彼の元彼女からストーカー的な行動を受けている、里佳子さん(34歳・商社勤務)のお悩み。

「実は今、私は彼の元カノから、嫌がらせを受けています。彼は取引先の人ですが、元カノは偶然にも私と同じ会社です。仕事で交流がある部署にいるのですが、無視をされたり、同僚に“里佳子さんに彼を略奪された”と吹聴されたり、私の悪口を被害者度100%な感じで周囲に言いまくっています。この嫌がらせは2か月くらい前からされていたのですが、私が相手をしなかったらエスカレートする一方です。

例えば、Facebookの過去の投稿すべてに「いいね」を押されたり、自宅のポストに“彼を返してください”と書いてある手紙が投函されていたりして、かなり怖いのです。同じ会社の人なので、あまりことを荒立てたくないのですが、これから何をされるか……自宅の住所はもちろん、なぜか静岡の実家まで把握されています。尾行などストーカー的なこともされている気配があります。この場合、どうすればいいのでしょうか」

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弁護士・柳原桑子先生からのアンサーは……!?

まず、あなたはこの件を彼に話して相談しましたでしょうか。彼と元彼女の別れがうまくいっていないことの背景には、彼と元彼女の2人の関係性に原因があるかもしれず、1人で解決を考えるより,彼とともに対応を考えた方がよいと思います。

元彼女とは職場が同じとのことなので、彼女から周りの人たちに対しあなたの悪口を吹聴している場合、できたら録音等客観的証拠に残すようにしてみてください。というのも、このことを問題にするときに、言い分だけで証拠がないと、あなたの主張が信用されにくかったり、考えすぎだなどと軽くあしらわれる可能性があるためです。

以上のことを実行し、その上で上司に相談するのがよいと思います。職場内の嫌がらせ行為については,会社において防止策をとってもらうよう申告しましょう。

会社外の尾行等つきまとい的行為については、警察に相談に行き、ストーカーとして対策をとってもらいましょう。元彼女のつきまとい行為は,軽犯罪法,迷惑防止条例に抵触すると思われるので,警察に相談を。

以上のような方法が考えられます。冷静に解決策を実行することが大切です。

元彼女がストカー的行為で攻撃している場合、彼が彼女の気持ちを受けとめていない可能性も。まずは彼とともに解決の糸口を探ってみるのも有効かもしれません。

■賢人のまとめ
彼と相談し、証拠を揃えたうえで会社に相談を。冷静に足場を固めていくことが解決への近道かもしれません。

■プロフィール

法律の賢人 柳原桑子

第二東京弁護士会所属 柳原法律事務所代表。弁護士。

東京都生まれ、明治大学法学部卒業。「思い切って相談してよかった」とトラブルに悩む人の多くから信頼を得ている。離婚問題、相続問題などを手がける。『スッキリ解決 後悔しない 離婚手続がよくわかる本』(池田書店)など著書多数。

柳原法律事務所http://www.yanagihara-law.com/