塩は世界のあらゆる場所で使われている調味料だが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本には独特の塩文化があると紹介している。日本には塩に対する敬意と賛美があると論じており、記事はこの点を高く評価している。

 日本独特の塩文化をよく表すものとして、記事は「塩アイスクリーム」や「塩バターパン」を紹介。さらに伝統的なものとしてスイカに塩をかけて食べる伝統的な習慣を紹介している。

 スイカに塩をかけて食べる日本人の習慣を不思議あるいはあり得ないと感じる中国人は少なくないようだ。しかし記事は2種類の強い味を一緒に口にした場合、人は一方の味が他方の味を強調するように感じるため、こうした塩の活用法には科学的な根拠に基づいていると説明。「あり得ない」どころか塩の理知的な使い方であるという点を指摘している。

 記事はまたしょうゆ顔、ソース顔に続いて最近「塩顔」の男子が日本で人気であると紹介、塩系男子の特徴は「爽やか」であることと様々な点で「薄味」であることと説明している。記事は日本人が持っている塩への尽きない愛着をこの事例からも感じているようだが、確かに女性が好む顔だちや雰囲気の男性を表現するために「塩」が用いられているのは、日本人が塩に対して抱いているイメージが好ましいものだからだろう。

 また、日本の国技である相撲では力士が取り組みの前に土俵に塩をまく。葬式から帰った時には塩で身体を清める。力士のまく塩は土俵や身体を清めることを象徴し、葬式帰りに使われる塩や盛り塩は邪気を払う意味がある。このように塩は日本人の食文化、格闘技や葬儀など、さまざまな分野で使用され、愛されている。

 日本で生活しているとなかなか気づかないことだが、中国から日本を見た時、日本では確かに塩に対する独特の愛情が生活の様々な分野で表現されていることがわかる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)