対等でいることがカギ。「謙虚さ」という、たしなみ

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年を重ねると、年下のお相手とコミュニケーションする場が増えてきます。たとえば部下や後輩であったり、子どもであったり。
「威厳」という言葉もありますが、振りかざすと品もなくなるもの。そこで逆に目上の立場であるからこそ、あえての「謙虚さ」が必要なのかもしれません。
どんな関係であれ、対等に
今、日本中で大ブームを巻き起こしている心理学者アドラーは、たとえ上司と部下の関係であっても対等であれと説いています。さらには子どもにも、人として対等に接するべきだとも。そしてそのような親子の姿をNHKの朝の連続ドラマ『とと姉ちゃん』で垣間見ることができました。
主人公の父親は、自分に威厳なんて必要ない。従わせている親も、従わされている子どもも幸せそうには見えないから、自分は対等に接したいと考えていました。そして言葉の通り、子どもたちに話す言葉は丁寧で敬意があり、その姿はとても美しいものでした。
では逆になぜ、威厳を振りかざす人の姿は美しく見えないのでしょうか。
心ある言動が謙虚さにつながる
そのヒントは『ことばの宝石箱』にありました。

「躾とは身を美しくする」とお話しましたが、やはり親自身が身をもって教えることが大切です。挨拶も「言いなさい」と命じるだけでなく、心から頭を下げ、心からの笑みで応える親の姿を子どもたちは見ています。
(『ことばの宝石箱』P55より)

つまり口先だけで命令したり教えたりするのではなく、心をこめた言動こそが、子どもや年下のお相手など、見ている人の心に美しく響くのかもしれません。
このような誠意をもった謙虚な姿勢は、年を重ねていく今だからこそ覚えておきたい、女性のたしなみと言えそうです。
[『ことばの宝石箱』,連続テレビ小説『とと姉ちゃん』,『人生の意味の心理学』]
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