冷やすor温める?「背中の痛み」がサインの怖〜い病気と正しい対処法5つ

写真拡大

朝起きて、「背中が痛いっ!」ということありませんか? こういった場合、「無理な体勢で寝ちゃったかしら?」と、まずは思いますよね。

痛みがすぐ治まれば、すぐに忘れてしまうものですが、いつまでたっても痛みが引かないと、「単なる寝相の問題ではないかも……」と不安に駆られるかもしれません。

実は同じ「背中の痛み」でも、右側が痛むか左側が痛むかによって、疑われる病気が異なってくるのをご存知ですか?

そこで今回は、女性の医学事典『ウィメンズ・メディカ』や『WooRis』の過去記事を参考に、整形外科的な問題ではない、“背中の痛み”にひそむコワイ病気を5つご紹介します。

 

■1:尿路結石

背中の痛みにひそむコワイ病気の1つ目は、“尿路結石”です。尿路結石とは、腎杯、じん盂、尿管、膀胱、尿道のどこかに石ができる病気。

この病気になると、“突然、背中からわき腹が激しく痛む”という症状が見られるといいます。この痛みは一旦やんだり、また激痛が走ったりすることも。一時的に、痛みが止んだからといって、安心はできないですね。

背面の激痛にくわえて、血尿や吐き気の症状も見られるようです。こういった症状が現れたら、すぐに泌尿器科を受診するようにしましょう。

 

■2:胆道(胆のう・胆管)の病気

2つ目の病気は、“胆道(胆のう・胆管)”の病気。胆道という言葉、あまり聞き慣れない言葉かと思いますが、肝臓から分泌された胆汁の通り道のことです。

胆道の病気になると、みぞおち、右の肋骨(ろっこつ)の下、ときに右肩や背部の痛みが見られるそうです。“体の右側”が痛むというのが、特徴的ですよね。

食事の欧米化による高カロリー・高コレステロール・高脂肪食が年々患者を増やしているようで、女性ホルモンの関係もあり、とくに女性のほうが発症頻度が高いとのこと。脂っぽい食事を好む方は要注意ですね。

体の右側が痛み、皮膚や白目部分に黄疸(おうだん)が見られたなど異変が現れた場合は、内科・消化器科を受診してください。

 

■3:急性膵炎(すいえん)

3つ目の病気は、急性膵炎です。

急性膵炎の特徴としては、2つ目の胆道の病気とは違って、“体の左側”が痛みます。上腹部に激痛(痛みは持続的)、左胸や背中にまで痛みが広がることがあるそうです。ほとんどの場合、腹痛だけでなく、吐き気や嘔吐も伴うとのこと。

膵炎にかかった芸能人の方といえば、中川家の中川剛さん、次長課長の河本準一さん、チュートリアルの福田充徳さんなど男性芸人さんに多い印象ですが、発病の引き金となるのは、“アルコールの飲み過ぎ”が最も多いのだそうです。

ちなみに女性は、男性より体が小さく、肝臓も小さいことがあるため、よりアルコールの害を受けやすいことがわかっています。

肝臓をいたわる一晩の適量は、ビールは中びん1本、日本酒は1合、ワインは4分の1本まで……が目安となっています。飲み過ぎには、くれぐれも注意しましょう。

 

■4:心臓の病気

4つ目は、狭心症や心筋梗塞などの“心臓”の病気です。

心臓の疾患ですので、胸部に痛みが生じるのはもちろんのこと、背中が痛むこともあるんだそうです。

狭心症・心筋梗塞は、“動脈硬化”が原因で引き起こされます。動脈硬化は、喫煙やコレステロール、高血圧、肥満、運動不足などのリスク因子が重なることで発症しやすくなると言われています。

ですので、禁煙、バランスの良い食生活、運動、ストレス解消を心がけるようにしましょう。

 

■5:背骨に悪性腫瘍が転移

5つ目の病気は、悪性腫瘍(がん等)が脊椎、いわゆる背骨に転移したケースです。

この場合は、背中や腰が激しく痛むことがあり、一般的にどんな姿勢をとっても痛みがやわらぐことがないそうです。

また、整形外科的な腰背痛(ようはいつう)は痛む場所が移動しないとされていますが、悪性腫瘍が転移したケースは、痛む場所が移動することが多いとも言われています。

痛みがずっと引かなかったり、痛みが移動したりしている場合は絶対に放置せず、すぐに病院へ行くようにしましょう。

 

■整形外科的な腰背痛の正しい対応法

以上、“背中の痛み”にひそむコワイ病気をご紹介しました。

上記5つの病気をチェックしてみて、背中の痛みだけでなく、別の症状を伴っていたり、何らかのリスク因子が絡んでいたり……といったケースが多いことがわかったと思います。

では次に、整形外科的な腰背痛の正しい対応法について、『ウィメンズ・メディカ』を参考にまとめます。

(1)患部は絶対冷やさない

体のどこかが痛むとき、冷やすか温めるか、どちらが正しいのか悩みませんか?

正解は、“温める”です。冷やすと、血行が悪くなり、かえって痛みは強まってしまうそうです。貼るなら、冷シップではなく、温湿布にしたいですね。

(2)冷房で体を冷やさない

患部だけではなく、体全体も冷やさないようにしましょう。例えば、オフィスでは冷房がきいていて寒いこともあるので、カーディガン、厚手の靴下、ひざ掛けなど携帯しておくと安心です。

(3)同じ姿勢を長時間とり続けない

背中が痛いと、体を動かさないようにしがちかもしれませんが、同じ姿勢を長時間とり続けるのはNGです。痛くてもムリのない程度に体を動かすようにしましょう。

(4)ヒールの高い靴をはかない

ヒールの高い靴をはき、ムリな姿勢をとり続けていることで、さらに腰背痛を悪化させてしまうこともあります。体が痛むときは、ペタンコ靴を履くようにしましょう。

(5)おかしいと思ったら、すぐに整形外科を受診する

寝相などで背中・腰が痛む場合は、1日もすれば痛みがやわらぐことと思います。ですが、いつまでたっても痛みが引かないようでしたら、すぐに整形外科を受診することをおすすめします。

 

いかがでしたか?

“背中が痛い”という症状は、単なる整形外科的な問題だけではなく、ほかの病気がひそんでいる可能性もあります。

どんな病気でも、早期発見・治療が肝要ですので、気になったらすぐに病院にいきましょう! ご参考にしてみてください。

(ライター 大宮つる)

 

【関連記事】

※ ヨーグルトで糖尿病リスクを回避!米国研究機関の調査でその関係性が判明

※ 病気のサインかも!「爪の状態でわかる」健康チェック5つ

※ トイレで流す前にチェック!「おしっこの量・色・におい」で分かる健康状態

 

【Specialコンテンツ(PR)】

※ 紫外線ケアだけじゃダメ!? 夏終わりの「肌年齢を左右する」原因は〇〇にあった

※ 我が子の成長を実感…!「いつでも子どもを見守りたい」ママの強〜い味方とは

※ キレイなママさんはみんな使ってる! 美容家も唸る「自然派化粧品」が凄い

 

【姉妹サイト】

※ 目の奥が…ダルい!医師が教える「眼球エクササイズ」で疲れ目対策

※ 慢性的な肩こりは99%治る!2分でスッキリ「筋膜リリース体操」とは

 

【参考】

※ えっ…アレも原因なの? 女性の「背中が痛む」意外なNG習慣4つ - WooRis

※ 心臓発作の恐れが…見逃してはいけない「顔と手足の異変サイン」5つ - WooRis

※ 井口登美子(2003)『ウィメンズ・メディカ 女性の〈からだと心〉安心医学』(小学館)

 

【画像】

※ Andrey_Popov / Shutterstock