写真提供:マレーシア政府観光局

マレーシア・ボルネオ島。ネコ好きならば、訪れてみたい街がある。サラワク州の州都、クチンはマレー語で「ネコ」の意味を持ち、近年観光地として注目されている。

 
人口60万人ほどの都市はサラワク川沿いに広がる。街の中心部はコンパクトなので、主要観光スポットは徒歩、または船で巡ることが可能。街歩きだけでも楽しく、極彩色が美しい中国寺院や白人王統治時代の歴史的建造物、黄金のドームが輝くイスラム教モスクなど、この街のミックス・カルチャーを感じることができる。

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サラワク川のウォーターフロントには約900メートルの遊歩道が整備され、オープンカフェや売店がずらり。周囲には対岸にある「マルゲリータ砦」をはじめ見どころも多く、ロマンティックなサンセットと合わせて散策したい。

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“ネコの街”という名前の由来には諸説あるが、実際にはネコとは無関係で、中国語で「港」の意味を持つ「コチン」に由来するという説と、ライチに似た果物でマレー語でネコの目を意味する「マタクチン」の木が数多く自生していたから、という2説が有力。

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しかしながら、現在ではネコが街のシンボルとしてすっかり定着し、クチンの街には至る所にネコにまつわるモニュメントが。毎年8月第一土曜日にはネコの仮装パレードで盛り上がる「ネコまつり」もクチン名物だ。

 

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数あるネコスポットの中でも有名なのは、中国系ショップハウスが軒を連ねる「パドゥンガン通り」の白いネコの像と、「グランドマルゲリータホテル」前のロータリーのネコたち。またクチン北市庁舎内に設置された「ネコ博物館」は規模は大きくないものの、ネコをモチーフにした絵や置物から古代エジプトネコのミイラまで、あらゆるネコグッズが所狭しと展示されている。招きネコやドラえもん、ハローキティなど日本からの展示品も置かれ、ネコ好きにはたまらないだろう。

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郊外には珍しい動植物が見られる国立公園や保護区があり、観光の拠点としてクチンを訪れる人も多い。オランウータンを野生に戻すための保護区「セメンゴワイルドライフセンター」や、オランウータン、ワニ、マレーグマなど絶滅危惧種を保護するための施設「マタンワイルドライフセンター」はどちらも市内から車で40分。南シナ海に面したサラワク州最古の国立公園「バコ国立公園」では海とジャングルの大自然を満喫することができる。

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ネコ博物館 (Cat Museum)
・住所:Bukit Siol, Jalan Semariang, Petra Jaya, 93050, Kuching, Sarawak, Malaysia
・開館時間:9:00〜17:00
・入館料:無料(カメラ持ち込みRM3、ビデオ持ち込みRM5)

 
セメンゴワイルドライフセンター (Semenggoh Wildlife Center)
・開園時間:8:00〜12:00 / 14:00〜16:15 *餌付け時間は9:00〜10:00、15:00〜16:00の1日2回
・入園料:大人RM3、子供RM1.5

 
マタンワイルドライフセンター (Matang Wildlife Center)
・開園時間:8:00〜17:30 *餌付け時間は9:00〜10:00、15:00〜16:00の1日2回
・入園料:大人RM3、子供RM1