台湾・台南の歴史的建築物、クリーニング始まる  独企業が担当

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(台南 15日 中央社)南部・台南市にある歴史的建築物、安平古堡の一部施設のクリーニングが14日、始まった。同日行われたセレモニーに出席した頼清徳市長は、クリーニングを終えた後の安平古堡はさらに美しくなり、より多くの人を呼び込めるようになるだろうと期待を示した。

安平古堡はオランダ人によって建設された台湾で1カ所目の城。1624年から1662年までのオランダ統治時代、台湾統治や貿易の中枢としての役割を担っていた。当時の城は日本統治時代に取り壊され、現在まで残っているのは全長約70メートルの城壁のみ。この城壁は国定古跡に登録されている。観光客が訪れる敷地内の眺望台は日本統治時代の1908年に移築された灯台を改築したもので、古跡の登録範囲には含まれていない。

今回クリーニングが行われたのは、敷地内の階段入口や壁面など。古跡に登録されている城壁部分は対象外とされた。

作業を担当したのはドイツの清掃機器メーカー「ケルヒャー」グループ。同社は世界100カ所以上で歴史的建築物のクリーニングを手掛けた実績を持つ。台湾でのクリーニング実施は初。作業は29日に完了する予定。

(張栄祥/編集:名切千絵)