オリーブオイルに始まりココナッツオイルやアーモンドオイル、さらにアボカドオイルやエゴマ油など、近年空前のオイルブームが続いています。オイルによって様々な効果や用途があり、色々なものを試したくなりますよね。

今回は、海外生活の機会も多い筆者が、日本ではまだあまり馴染みのないパンプキンシードオイルについて、海外記事などを参考にご紹介します。

■パンプキンシードオイルって?

ヨーロッパ、主にオーストリア南部、スロベニア、ハンガリーの特産で、ペポカボチャという種類のカボチャの種からできたオイルです。深い緑色をしていて香ばしい香りとコクがあり、食用として、そして医薬品や化粧品としても使われおり、ヨーロッパでは昔からサプリメントとしても親しまれています。

アメリカの人気女優グウィネス・パルトローも、自身のレシピ本に多く盛り込むほど、このオイルの大ファンだといいます。

■パンプキンシードオイルの成分と効能

肌や血管、細胞の老化防止、血行を促進する効果があり、強い抗酸化作用で“若返りのビタミン”ともいわれるビタミンE(トコフェロール)や、体内で作り出せない必須脂肪酸のひとつであるリノール酸。さらに、コレステロール値を下げる効果があるオレイン酸、他にも神経の興奮を抑え、血圧の維持に役立つミネラルのマグネシウムなどを多く含んでいます。

これらの成分より、アンチエイジングや免疫力アップ、コレステロール値や血圧低下の働きが期待できるだけでなく、抗炎症作用、排尿障害の軽減にも効果があるといわれています。

また男性に対しては、BPH(前立腺肥大)を抑制する効果や、AGA(男性型脱毛症)に効果的であることが、それぞれ韓国の研究によって実証されています。

■気を付けたいこと

リノール酸(オメガ6必須脂肪酸)は過剰摂取すると、『美レンジャー』の過去記事「今さら聞けないオイル事情…“オメガ3・6・9”の違いって何?」にもあるように、炎症やアレルギーの悪化を招く可能性があります。併用する場合には普段使っているオイルの量を見直し、かつ適量をこころがけましょう。

また、パンプキンシードオイルは、その性質上煙点が低いのでできるだけ加熱を避けましょう。さらに、冷蔵庫などの冷暗所に保管することをおすすめします。

■パンプキンシードオイルの活用レシピ

(1)トッピングに

一番手軽に使える方法はやはりそのままかける方法。おすすめはバニラアイスクリームのトッピングです。お手頃価格のアイスクリームが香ばしくコクのある上品な味に仕上がります。そのほかにもポタージュスープに加えたり、パスタやピザにかけて食べたりしてもOKです。

(2)サラダのドレッシングに

準備するものは、パンプキンシードオイル、ホワイトワインビネガー、塩、コショウの4つ。パンプキンシードオイルとホワイトインビネガーは3:2くらいの割合にし、そこに塩とコショウを少々入れ混ぜ合わせます。

オイルとビネガーの分離が気になる場合は、それぞれを直接サラダに混ぜていくことをおすすめします。パンプキンシードオイルを一番先に入れることで、野菜にオイルがよく絡み、分離を防ぎます。

ホワイトワインビネガーはバルサミコ酢や米酢でも代用が可能ですが、ものによって味の強さが変わるので、味見しながらお好みの割合を探してくださいね。

(3)クリームチーズに

市販のクリームチーズに適量を入れ混ぜ合わせると、香ばしさがふわっと香るきれいな薄緑色のペーストが出来上がります。クラッカーにのせて食べるなど、ホームパーティーのおつまみにも最適です。

(4)バゲットに

パンプキンシードオイルに少量の塩コショウを加えるだけでバゲットディップの完成! オリーブオイルとはまた違った、さっぱりしながらも風味豊かな味わいを楽しめます。

(5)スクランブルエッグに

あまり知られていませんが、海外で大人気の活用法がこちら。半熟のスクランブルエッグを作ったあと、火を止めてからパンプキンシードオイルを適量回し入れ、さっと混ぜ合わせたらすぐにお皿に盛り付けましょう。もちろん盛り付けてからトッピングしてもOK。一味違ったおいしさを楽しめます。

いかがでしたでしょうか。様々なオイルが持つ特徴や効果を捉え、自分にあったオイル選びの参考にしてくださいね。