日産がドライバーの感情を検知し路面投影する「脳波擬音化リーフ」を5周年記念で制作。4月29日から横浜市で展示

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変なレーシングカーの開発には定評のある日産自動車が、ドライバーの脳波読み取りシステムを搭載した電気自動車「リーフ」のカスタムモデルを公開しました。この脳波読み取りシステムはドライバーの感情を自動的にマンガ風の『フキダシ』に変換し、サイドウインドウに搭載されたプロジェクターから路面に投影します。紹介映像では、ドライバーがヘッドギアを装着することで脳波を測定し、それをコンピューターが自動的に言語化します......とリリースには書かれていますが、動画を見る限り、むしろこれは「擬音化」と言ったほうが正しいかもしれません。

日産自動車はこの「脳波擬音化リーフ」の製作にあたり『電気自動車で若者をシビレさせろ』という微妙に洒落たスローガンを掲げました。夜間の自動車教習所でのテストドライブでは、若い教習生たちが加速、コーナリングなどで、「行っけー!!」「グィーン!」「うおぉ〜」といった内なる感情を33種類の擬音で路面にブチ撒け、近年言われる若者のクルマ離れとはまるで反対の楽しいドライビングを披露しました。



おっ、と思わせるのは、女性教習生がおそらく不慣れであろう縦列駐車をはじめる瞬間、路面に「ゾワッ!」「やば!!!!!!」と表示されるところ。クルマの運転ではワクワクするだけなく、これらの緊張・緊迫する瞬間も避けられません。こうした楽しい瞬間と緊張が入れ替わり立ち代り訪れることこそドライビングの醍醐味とも言え、自動運転車ではまず味わえない感覚と言っても過言ではありません。

ここ数年、自動車の先進技術といえば自動運転に関することばかり。自動運転ではなくとも、高度にコンピューター化されたクルマではインターネット経由でハッカーに操縦を乗っ取られる可能性まで露呈しました。しかし自動車にはドライバーが運転する喜びを味わうという一面もあるということを忘れてはいけません。

電気自動車「リーフ」の発売5周年を記念するこのプロモーション動画は、日産のクルマへの愛情も反映していると言って良さそうです。

なお、このリーフに関しての市販予定はありませんが、4月29日から、神奈川県横浜市のみなとみらいにある日産グローバル本社のギャラリーで展示公開される予定です。

本体にもおびただしい量の擬音をカラーリングとしてデザインしたこのリーフに、果たして「ギャラガーッ」や「ドュリュリューム」「ンガラガァーッ」といった知る人ぞ知るレア擬音が載っているのか、興味がありましたら確認しに行ってみるのもいいかも知れません。