熊本県では14日夜9時半ごろ、震度7の地震が観測された。15日未明にかけては震度6強の余震を含め、100回以上の揺れが観測されるなど、余談を許さない状況が続いている。(イメージ写真提供:123RF)

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 熊本県では14日夜9時半ごろ、震度7の地震が観測された。15日未明にかけては震度6強の余震を含め、100回以上の揺れが観測されるなど、予断を許さない状況が続いている。

 熊本は海外からの観光客誘致に成功しており、特に台湾・中国・香港からの観光客は増加傾向にある。16年2月の春節(旧正月)連休ではクルーズ船で訪れる中国人観光客が増加していることが報じられた。特に熊本の八代港は中国と距離的に近いため、他県と比較すればよく知られているほうだ。そのほか熊本県のマスコットキャラクターである「くまモン」が中国で人気を博していることからも、「熊本」の認知度は高い。

 そんな熊本で起きた地震に対する中国版ツイッター・微博(ウェイボー)上での反応は早かった。

 中国中央テレビ(CCTV)のウェイボー公式アカウントは14日、地震の規模と被害状況について投稿したところ、読者からコメントが続々と寄せられた。15日9時半時点で最もいいねが集まっているコメントは「軍国主義の右翼は本当に心の底から憎んでいるが、そのほかの日本人は違う。彼らも我らと同じように軍国主義を憎み、平和を愛している。無事を祈る」だ。そのほか「日本の政治家は憎いが、市民は関係ない。日本の市民の無事を祈ります(他人の不幸を見て喜ばないように。理性的な中国人であるように)」など、無事を祈るコメントと暴言を諌めるコメントが多く見られた。

 ネット上に投稿されるコメントは国を問わず「暴言」であることが少なくない。特に匿名性が高いと「暴言」のレベルもあがる。一方で今回のコメントでは「暴言」を諌めるなど、いわば「自浄機能」が働いていることが見てとれた。民度が向上していることを示す一つの兆候ではないだろうか。なお余震が続く中、被災した現場での救出作業はまだ続いている。人々の無事を祈りつつ、早期の復興を願うばかりだ。(編集担当:大平祥雲)(イメージ写真提供:(C) Na Chayawiwatkun /123RF.COM)