14日午後9時26分ごろ、熊本県中部で震度7の地震があり、西日本の広い範囲で揺れを観測した。震源の深さは約11キロで、地震の規模はマグニチュード6.5と推定される。熊本県内で9人が死亡したほか、900人以上が負傷した。資料写真。

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2016年14日午後9時26分ごろ、熊本県中部で震度7の地震があり、西日本の広い範囲で揺れを観測した。

気象庁によると、震源の深さは約11キロで、地震の規模はマグニチュード6.5と推定される。熊本県によると、県内で9人が死亡したほか、900人以上が負傷、心肺停止状態の人もいる。家屋の倒壊で住民が下敷きになり、火災も発生した。3万3000人以上が公民館などに避難しているという。

日本国内で震度7を観測したのは東日本大震災が発生した2011年3月11日以来。気象庁は「震度6程度の余震が今後1週間程度、発生する恐れがある」と警告している。

熊本市の東に隣接する益城町に被害が集中している。政府は熊本県からの災害派遣要請などに基づき、自衛隊440人、警察官約200人などを応援派遣した。

九州電力によると、運転中の川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)、運転停止中の玄海原発(佐賀県玄海町)ともに異常はない。この地震で熊本県内で約11万6300戸が停電した。
九州新幹線は全線で運転を見合わせ、九州自動車道も亀裂が入り、熊本県を中心に不通となっている。

断続的に大きな余震が発生。14日午後10時すぎに7分ごろに益城町で震度6弱、15日午前0時すぎには宇城市で震度6強の余震も発生した。15日午前6時までに103回の余震があった。(八牧浩行)