12日、日中が争うシンガポール・クアラルンプール間高速鉄道について、中国の李克強首相が異例の行動を取った。写真はクアラルンプールの鉄道駅。

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2016年4月12日、米華字メディア・多維新聞によると、日中が争うシンガポール・クアラルンプール間高速鉄道について、中国の李克強(リー・カーチアン)首相が異例の行動を取った。

マレーシアのナジブ首相は12日、シンガポール・クアラルンプール間高速鉄道建設工事は年内の覚書調印を目指すと発言した。2017年に着工、2022年の完工を目指す。中国と日本が争う一大プロジェクトは年内にも勝敗がつくことが明らかとなった。

東南アジアを縦断する、雲南省とシンガポールを結ぶ「パン・アジア鉄道」が中国の悲願。そのためにシンガポール・クアラルンプール間高速鉄道は絶対に受注したいプロジェクトだ。3月末には李克強首相がナジブ首相に書簡を送り、高速鉄道を強く望んでいるとのメッセージを伝えた。

シンガポール英字紙ストレーツ・タイムズによると、シンガポールは技術力の高い日本に、マレーシアは工費の安い中国に傾いているという。(翻訳・編集/増田聡太郎)