13日、欧州の鉄鋼業が中国の影響で苦境に立たされているとの論調に、環球時報は、「欧州鉄鋼危機は中国が原因?中国駐英大使は『中国はさらに大きな苦境に見舞われている』と発言」と題し伝えた。資料写真。

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2016年4月13日、欧州の鉄鋼業が中国の影響で苦境に立たされているとの論調に、環球時報は、「欧州鉄鋼危機は中国が原因?中国駐英大使は『中国はさらに大きな苦境に見舞われている』と発言」と題し伝えた。

中国の低価格な鉄鋼製品が自国の鉄鋼業を苦境に立たせているとして、11日にはドイツ・デュースブルクで1万7000人近い鉄鋼業従事者がデモを行った。デモはドイツの金属産業労働組合(IG Metall)が組織したもので、規模はドイツ全体で4万5000人に達するという。主催者側は中国の低価格商品に対し自国政府に対応策を講じるよう求めている。

英国でも同様の見方があり、中国の低価格な鉄鋼製品が自国の鉄鋼業を窮地に追いやっているとの声が少なくない。

こうした声に劉暁明(リウ・シアオミン)中国駐英大使は英紙デイリー・テレグラフに寄稿した11日の文章で、「英国鉄鋼業の低迷と中国の鉄鋼製品輸出に因果関係はない」と述べた。劉大使は、「英国が中国から輸入している鉄鋼製品は、数量や金額共に輸入全体のほんの一部に過ぎない。中国は近年鉄鋼の生産を縮小しており、今後も縮小傾向が続く。これにより100万人規模の雇用問題が生じる。中国鉄鋼業の危機は英国より大きい」と語っている。

劉大使の文章は欧州全体に向けたものと捉えられており、一部で理解を示す声も聞かれたが、英国では依然として「中国が鉄鋼製品を過剰に生産したため輸出が激増し、世界全体の鉄鋼製品価格を引き下げた」と世界の鉄鋼業に大きな影響を与えたと指摘する報道が見られている。(翻訳・編集/内山)