当地のオーガニック系スーパーでは品揃えが豊富

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先日、摂取中のビタミンD3とカルシウムの複合サプリメントの大きさに耐え切れず、主治医が勧めてくれたグミタイプのサプリを買いに行きました。その際に、店頭に並んでいるサプリについてよく知らないものが多いことに改めて気が付きました。

2016年3月30日付の記事で紹介したビタミンD3も、実は愛用している人が多いサプリです。私が購入を決めた商品の横に並んでいたのは、「ビタミンB12」のサプリでした。「そういえば、これもよく見るなあ」と思っていたところ、ちょうど地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」(Los Angeles Times=以下、LA Times)の紙面で取り上げられていたので、今回紹介します。

「健康のために」肉食やめてサプリで栄養補給

記事は「ロサンゼルスにはビタミンB12の信奉者が多く、こういった人たちはキャンディーや、喉に吹きかけるスプレータイプの液体サプリでとっているけれど、ビタミンB12のサプリって効果があるの?」という内容でした。Q&A形式で、専門家が答えています。

ビタミンB12は他の栄養素同様、誰にでも欠かせない大事なものです。神経や血液の細胞を健康に保ってくれるため、欠乏すると悪性貧血を引き起こす恐れがあります。ほかにも疲れたり、脱力感を感じたり、便秘になりがちになったり、食欲が減退したりします。疲れや脱力感は、貧血の症状と似ていますね。

ビタミンB12は水溶性の動物性の栄養素で、肉や乳製品を食べていれば不足することはありません。ところが、LA Timesでも触れられていましたし、看護師の友人も話していましたが、実はベジタリアンがビタミンB12不足になりがちで、サプリで補っている人が多いそうです。インターネット上で読んだある健康サイトでは、動物性食品を食べない人は、ビタミンB12入りの総合ビタミン剤サプリか、朝食にビタミンB12が含まれたシリアルを食べることを推奨していました。

ベジタリアン!米国には多いですね。知り合いの高校生の女の子も、「お肉は食べたくない」とバーベキューでは野菜ばかり食べています。

宗教や思想上の理由はさておき、肉類を食べない方が体にいいと肉を断っている人も結構います。「そういう人もビタミンB12のサプリメントはとっているわよ」とは、前述の看護師談。健康のために肉食をやめてサプリで栄養素を補給? 個人的には、なんだか違和感があります。

看護師の友人は、「肉や乳製品からしか摂取できないビタミンだから、サプリでしかとれないなら仕方ないよね」と言っていましたが、そんなに割り切れるのはベジタリアンが浸透している米国ならでは、なのでしょうか。ただそれを聞いて納得したのは、「ベジタリアンオッケー」、つまり動物由来の材料が使用されていないことが表記されているサプリが多い点。「ベジタリアン向けは消化がいいのかな」などと勝手に考えていたのですが、サプリをとるベジタリアンが多いのでしょうね。

手軽に買えても、まずは医師の指示を仰ぐ

ビタミンB12は手頃な値段で買えます。含有量にもよりますが、私がよく買い物をする一般スーパーで販売されている商品は、およそ12ドル(約1300円)。これは、1日2錠服用する、500ミリグラム入りのグミタイプです。

ただしLA Timesで専門家が指摘していましたが、手軽に買えるとはいえ、他のサプリ同様ビタミンB12も「医師に数値をテストしてもらった後、その指示の下に」服用する方が好ましいそうです。

ビタミンB12は、加齢とともに不足がちになります。米国人の年配の友人が話していたのですが、彼女たちの世代(80歳代)ではビタミンB12をとると、「エネルギーチャージ」されて元気になるらしく、医師のところでビタミンB12を注射してもらえるとか。彼女の友だちも注射を打ってもらっているらしいです。医師は注射だけでなく、ビタミンB12のサプリも推奨しているといいますが、私の年配の友人はサプリ嫌いだし、注射も経験ないとか。米国人もいろいろですね。

●筆者プロフィル

北雨利香。南カリフォルニア在住。2児の母。40歳をこえた途端に、定期健康診断で毎回のようにひっかかり、医者にサプリを飲むよう指導される。興味のあることは美容、健康、子供の教育、米国プロスポーツ、米国大統領選挙、ハリウッドゴシップ。