中国メディア・捜狐は12日、日本の自動車企業も中国企業と同様、最初は「パクリ」で身を起こしたとする評論記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・捜狐は12日、日本の自動車企業も中国企業と同様、最初は「パクリ」で身を起こしたとする評論記事を掲載した。

 記事は、良いものを取り入れて自分のものにする「拿来主義」について、「イコール『パクリ』である」と考える人が多いと説明。これに異を唱え、「パクリ」とは別物であるとの見解を示す一方、中国の自動車企業には依然として「単純、粗暴で原則のない『拿来主義』」が見受けられ、これらについては「躊躇なく『パクリ』のレッテルを張る」とした。

 そのうえで、中国に限らずどこの自動車企業でも、日本企業ですら最初は模倣に走っていたと説明。数十年前は「メイド・イン・ジャパン」がニセモノの代名詞とされ、自動車に限らず食品、服飾、マンガ、おもちゃ、家電など様々な商品の模倣が行われていたとした。

 しかし、日本企業はこうして西洋の先進技術を取り込み、さらに研究を重ねることで技術改良を実現、自らの工業技術体系を作り上げたほか、管理モデルについても米・フォードの生産システムから「トヨタ方式」を生み出したとされるトヨタの例を示した。

 一方で、中国国内の自動車企業は日本の歩んできた道を認識せず、依然として単純な「模倣」のレベルに留まっていると指摘。一部では模倣から一歩進んで自主開発の道を歩み始めている企業はあるとしながらも、「われわれに必要とされるのは、『拿来主義』が粗暴な『パクリ』ではなく、良い所を取り入れるための『勉強』だと心得ること。その目的は、『師匠』を超えることにあるのだ」と論じた。

 いつまでも真似事ばかりしていては、いつまでたってもオリジナルのものを作ることはできず、やがては淘汰されることになる。中国の一部企業がなおも「パクリ」を続ける背景には、単純な模倣によって得られるメリットが大きいからに他ならない。単なる「パクリ」では損になるような仕組みや、「パクリ品」を「ダサい」と認識する社会の風潮を作っていくことが必要だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)