連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第2週「常子、妹のために走る」第7話 4月13日(水)放送より。 
脚本:西田征史 演出:大原拓


広々した場所でのロケ撮影はいいなあ。
8話から続いて登場する、常子(高畑充希)が海を見ている背中の画はとても叙情的。
浜辺で二人三脚の練習するところも清々しい。
とと姉ちゃんのモチーフになっている編集者・大橋鎭子の子供時代は、東京、北海道、関東地区を転々としていて、ドラマの舞台・静岡とはまるで関係がないとはいえ、広々した空間のためなら(そのうちスタジオ撮影ばかりになっていくだろうから)構わないという気持ちになっていく。
NHK東京放送局制作の朝ドラはたいてい冬場から撮影がはじまるため、たとえば、広い場所を求めて北海道を舞台にしたら寒すぎて撮影が困難だったろう。
美子(子役・根岸姫奈)を助けられず、海を見ながら黄昏れていた常子。ととにならなくてはいけないというプレッシャーで、自分のなかにない男とは父とは何か? と考え過ぎたあまり、親父ギャグという間違った方向にいってしまう悩ましさは、なかなか面白い題材だ。
小橋家にとって、唯一身近な「男」がととの弟・鉄郎(向井理)で、この人がとととは真逆の真面目じゃなさ。定職につかずふらふらしていて、小橋家の貴重な米を食べてしまう。
それがきっかけで、常子たちは米一俵を賞品にもらえる二人三脚に出ることになるので、脚本上ではいい仕事をしているのだが。
しつこいようだが、8話の親父ギャグは鉄郎なら言いそうな気もする。

9話の、どうしたもんじゃろのぉ


留守の小橋家にやって来た鉄郎が、ケホケホ咳をするのが、兄に続いて弟も結核? と無駄に不安を煽るが、ただの風邪らしい。 

現実世界では、4月12日のニュース で渋谷警察署で署員が19人も結核感染とあったので気をつけたい。
(木俣冬)