13日、韓国で第20代国会議員総選挙の投票が行われる中、各地の投票所では、有権者が怒りに任せて投票用紙を破いてしまうという珍事件が相次いだ。資料写真。

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2016年4月13日行われた韓国の第20代国会議員総選挙。暫定集計によれば前回を上回る投票率58%を記録する中、各地の投票所では、有権者が怒りに任せて投票用紙を破いてしまうという珍事件が相次いだ。韓国・ニュース1などが伝えた。

韓国東北部・江原道のある小学校に設けられた投票所では、38歳の男が中学生の子どもを連れて記票所に入ろうとしたのを選挙事務員に制止されたことに腹を立て、投票用紙を破り捨ててしまった。一緒に投票に訪れた男の妻は、この事態に自分の投票用紙を事務員に「返却」し立ち去ったという。選挙管理委員会の関係者によると、男は「子どもの教育のために14年の地方選挙では子どもを連れて(記票所に)入った」と主張している。

同じ江原道・春川市内の投票所でも、46歳の男が小学生の子どもと記票所に入るのを止められたとして投票用紙を破き、抗議の意を示す事件が起こった。

一方、大邱市の投票所では、55歳の男が「間違えて記入した」として選挙事務員に新しい投票用紙を要求したものの断られたことに腹を立て、その場で投票用紙を破いてしまった。この他にも、事務員の対応への腹いせや、「記入を間違えた」という理由で投票用紙を破いた有権者が告発される事例が全国で相次いだ。

投票用紙はもちろん有権者1人に1枚。韓国の公職選挙法は、投票用紙を隠匿・破損した場合、1年以上10年以下の懲役または500万〜3000万ウォン(約48万〜285万円)の罰金刑に処すと定めている。

選挙にまつわる韓国のネットユーザーの一番の関心はもちろんその結果だが、投票所で起こったこうした小さな事件にも2000件に迫るコメントが寄せられている。

「こんな人たちが子どもの教育をちゃんとできるのか疑問だ」
「子どもはこの親を見て何を学ぶのか」
「真面目に投票してくれ」

「カッとなっての行動の責任は取るべき」
「投票用紙を破ることが子どもの教育になるの?」
「何かを止められるとまず怒る。器の小さい人たちだ」

「これも子どもにはいい教育になったんじゃないか?」
「秘密投票の決まりも知らないの?」
「常識のない親が多過ぎるよ」(翻訳・編集/吉金)