日本を訪れる中国人が急増すると同時に、中国のネット上では中国人が訪日後の感想を綴る文章も増えている。そのほとんどが日本に対して好意的なもので、訪日前に日本に対して抱いていたイメージが覆されたといった内容のものが多い。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人が急増すると同時に、中国のネット上では中国人が訪日後の感想を綴る文章も増えている。そのほとんどが日本に対して好意的なもので、訪日前に日本に対して抱いていたイメージが覆されたといった内容のものが多い。

 中国メディアの金融界はこのほど、日本を訪れた中国人が「日本は想像以上に物価が安く、そして快適な国だった」という感想を綴った文章を紹介。同文章は中国のナレッジコミュニティ「知乎」に掲載された文章を転載したものだ。

 記事は、「知乎」のユーザーが日本を訪れ、実際に見た「真実の日本の姿」として、日本は中国に比べて「少ないものが3つ、多いものが3つあった」と紹介している。中国に比べて少ない3つのものとは、「ゴミ箱、警察官の姿、子どもの数」だ。そして、中国より多いものとは「自動販売機、カラス、高齢者の数」だという。ゴミ箱が少ないにもかかわらず、日本が清潔に保たれているというのは多くの中国人が語る日本の姿だ。

 また、日本では街中で見かける警察官の数が中国よりも少ないというのは事実だろう。中国ではいたる場所で警察官や城管と呼ばれる治安要員を見かけるが、それだけ中国の社会が不安定だという見方もできる。警察官や城管によって厳しく管理されている中国から日本を訪れれば、治安要員がいなくとも秩序が保たれている日本の姿は、中国人にとって驚くのは当然と言える。

 そのほか記事は、日本の物価は「想像以上に安かった」としている。中国では「日本は物価の高い国と考えている人が多い」そうだが、日本の物価は実際には中国より安いと指摘。円安の影響もあるだろうが、中国は経済成長が続き、物価が上昇している一方で、経済成長が停滞し、物価が継続的に低下してきた日本の違いというのもあるだろう。日本ではラーメンが1杯650円程度だとすると、人民元では37元ほどとなるが、記事は「上海では1杯37元を下回るラーメン店を探すのは難しい」と指摘している。もちろん上海にも安い飲食店は数多く存在するが、安い飲食店は個人経営の食堂に近いものだ。衛生管理がなされているレストランやチェーン店での食事はもはや日本のほうが安いのだという。

 中国ではなかなか日本に関する真実の情報は手に入りにくい状況にある。特にテレビなどのマスメディアで日本の真実の情報が報じられることはほとんどないと言える。そのため、中国の人びとはネット上のナレッジコミュニティやSNSを通じて日本についての情報を取得しているが、こうした日本に対して好意的な記事を見れば、中国人の日本に対する感情も良くなっていくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)