メルセデス・ベンツ GLCの前身であるGLKは、左ハンドルのみという条件に加えて、やや好みが分かれそうな「四角い」フォルムなどにより、販売面では同ブランドSUVのエースにはなれかなったようです。

1

しかし、乗り心地の良さはミドルクラスSUVでもトップクラスかも! と思えるほどの仕上がりでした。フルモデルチェンジによりメルセデス・ベンツGLCに車名を改め、CMでも「Cクラスから、SUV」と謳っていますが、どんな乗り味か興味深いところ。

試乗ステージは、キャンプ場内にある未舗装路を含め周辺の道路も荒れた路面も多かったですが、期待どおりの良好な乗り心地が確認できました。

フロントサスペンションは、先代GLKの3リンクから4リンクになり、リンク機構とストラット式スプリングを独立させることが可能になり、動きはより滑らかかつ、Cクラスよりもストロークが大きいこともあってゆったりした乗り味になっています。

リヤはGLK同様、メルセデス・ベンツではマルチリンクで高い直進安定性に寄与するとしていますが、今回は残念ながら高速道路などで高い速度域で試すことはできませんでしたが、こちらはあまり心配する必要はないでしょう。

またハンドリングは、Cクラスほどの軽快感はないものの、SUVとしては十分に軽やかで、タイトなコーナーでも安心してステアリングの操作が可能。コーナーではロールも比較的抑えられていて、初めてSUVを運転する人でも山道で不安を覚えるようなことはないはず。

ダンパーには、オイル流量を変化させることで減衰力を調整する「アジリティ・コントロールサスペンション」が採用され、コンソールにあるコントローラーでセッティングの変更ができます。

「Comfort」、「Eco」、「Sport」、「Sport+」から選べますが、基本的にどのモードにしても乗り心地が大きく損なわれることはありません。もちろん「Comfort」および「Eco」と、「Sport+」の差はありますが、足まわりの仕上がりは上々といえそうです。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

【関連記事】

■「Cクラス」のSUVメルセデス・ベンツGLCの魅力は? セダンやワゴンとの違いとは?
http://clicccar.com/?p=365027

メルセデス・ベンツ GLCの快適な乗り心地も大きな魅力!(http://clicccar.com/2016/04/14/365343/)