ネス湖の底にネッシーの影、水中ロボットのソナーが発見。正体は1970年の映画『シャーロック・ホームズの冒険』用プロップ

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ネス湖の研究家らとノルウェーのテクノロジー企業 Kongsberg が、英国スコットランドのネス湖を水中ロボットの探索していたところ、ソナー画像に巨大な恐竜のような影を発見しました。すわ、ネッシー発見かと思いきや、それは映画『シャーロック・ホームズの冒険』で使われたネッシーのプロップだった模様です。ネス湖といえば誰でも想像するのがネッシー。いわゆる未確認動物(UMA)の代表格で、首長竜のような体型体格が特徴です。最も古い記録では、6世紀半ばにキリスト教神父が目撃したという話が残されています。

スコットランドの旅行代理店 VisitScotland と、ネス湖研究家エイドリアン・シャイン氏は、動物の生態調査の名目でネス湖湖底を探索する"ネス湖プロジェクト"を実施していました。そしてプロジェクトに協力する Kongsberg maritime が提供した魚雷型水中ロボットのソナーで湖底の状況を確認していたところ、まさにネッシーとしか言いようのないハッキリとした影を捉えることに成功しました。



しかしシャイン氏はその影の形と大きさを見て、それが何かすぐにわかったとしています。シャイン氏は、BBC の取材に対し「我々は多くの人が期待している怪物をみつけたのかと思いました。しかしそれはその背中の形と大きさから1969年に撮影された映画『シャーロック・ホームズの冒険』で使われたネッシーのプロップ(撮影用の道具)だとすぐに気づきました」と語りました。

『シャーロック・ホームズの冒険』は巨匠ビリー・ワイルダーが製作・脚本・監督を務めたオリジナルストーリーの映画で、ネッシーを題材としていることでも知られます。

ネス湖で行われた撮影では、ネッシーが水中から現れるシーンを撮影する予定でした。ところが、監督がプロップの背中にある隆起を取り除くよう指示し、そこから浸水したプロップは撮影ポイントへ向かう最中に沈没。ネッシーのシーンはその後、新たに製作した首の部分だけを用いてスタジオ内の仮設プールで撮影されています。

なお、"ネス湖プロジェクト"は水中ロボットを用いた探索で、ハリボテネッシーのほかにも沈んだボートの残骸などを発見しています。次に見つかるのはもしかしたら本物のネッシーかも?と想像をふくらませるのも夢があっていいかもしれません。