警視庁渋谷署の署員19人が結核に感染していたと、複数のメディアが2016年4月12日に報じた。19人のうち6人が発病、うち3人が入院したが、4月12日時点で全員が退院しているという。

各社報道によると、同署で留置した60代の男が15年2月に肺結核で死亡したが、当時担当していた男性署員が16年1月になって結核と診断された。その後、他の感染者も確認され、多くが男の留置や解剖に関わっていたことも分かったという。同署は、男から感染が広がった可能性があるとみて調べている。

公益財団法人結核予防会のウェブサイトによると、結核の病原菌である結核菌は発病者のせきやくしゃみで飛び散り、これを他の人が吸い込むことで感染する。発病するのは感染者の1〜2割程度で、感染から発病まで半年〜2年かかることが多い。代表的な病状は肺結核で、せきや微熱に始まり、ひどくなると喀血(かっけつ=血を吐くこと)で死に至る場合もある。個別の病状によるが6か月ほどの投薬で治療できる。