初音ミク「ピロリ菌のうた」も…アノ有名人たちが“ピロリ菌検査で年5万人を救う”プロジェクトをスタート
 ヘリコバクター・ピロリって聞いたことがありますか?

 なんかのキャラクターみたいな愛らしい名前ですが、実は恐ろしい菌です。ふつうの生き物は住めないような強酸性の胃の中にのさばり、胃潰瘍、慢性胃炎、十二指腸潰瘍など、たくさんの病気を引き起こすのだそうです。

 その上、国立国際医療研究センター理事・内科医の上村直実氏によると「胃がんの99%はピロリ菌の感染胃炎がベースになって発症する」のだそうです。

◆ホリエモンらが“ピロリ菌撃退”に立ち上がった

 ここ数年、胃がんで亡くなった有名人いうと、黒木奈々さん、今いくよさん、蟹江敬三さん、小林すすむさん、尾崎紀世彦さん、児玉清さんと、枚挙にいとまがありません。それもそのはず、胃がんで命を落とす人は、がんの中で第3位。年間13万人が胃がんになり、4万9千人が亡くなっています。

 予防できるものならば、するに越したことはありません。

 胃がんは、ピロリ菌を撃退すれば、圧倒的にその発症率が下げられるんです。がん検診は「早期発見」、がんを早めに発見するためのものです。予防と早期発見では、かかるお金も、使う体力も大きく違うんです。どうせなら「予防」したほうがよくないですか?

 このピロリ菌撃退のために立ち上がったのが「予防医療普及委員会」(https://www.p-project.jp/)。発起人の一人は堀江貴文さんです。その他、チームにはピロリ菌感染症認定医の池澤和人医師、鈴木英雄医師、渡邊嘉行医師、間部克裕医師など、多数の専門家が参加しています。

◆ピロリ菌検査は、実は自分でもできる!

 そうした中、4月6日に「ピロリナイト」というイベントが六本木で開催されました。

「予防医療普及委員会」が主催するもので、ピロリ菌検査もやってくれるとのこと。どんな難しい講釈が聞けるのでしょうか、早速行ってみました。

 会場は、生バンドでカラオケが歌えるバー。

 飲み放題でガブガブとアルコールを蓄え、カラオケ歌って時間をつぶし、もよおしたらトイレに行って検尿するというイベントでした。

 こんなに明るいムードの中で検尿をしたのは初めてです。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=495937

受付でもらった検尿カップと腕輪。
(リトマス紙みたいに尿につけて検査するのかと思って持ち歩いてしまいました)

 ガブガブ飲んでトイレの準備です。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=496159

「ピロリ菌のうた」を歌おう! 写真で歌っているのは、モデルのVIENNA(ヴィエンナ)さんです(@ViennaDoLL)。

⇒【YouTube】【初音ミク】ピロリ菌のうた【オリジナル曲】/Song of Helicobacter pylor http://youtu.be/hnv_ljiIpDw

「ピロリロピロリロピロリ菌♪」

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=495944

キングコングの西野亮廣さんも応援に来てました。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=495945

「ピロリ菌のうた」を西野さんと。「ピロリロピロリロピロリ菌♪」

「ピロリ菌のうた」をチームのみんなで!

「ピロリロピロリロピロリ菌♪」

うわあぁぁぁ! フレーズが頭から離れない!

◆検査キットで陽性だったら、医療機関で再チェック

 こうしたイベントの最中、会場の隅にカーテンで仕切られた部屋では、大量の尿がせっせと検査されていました。ピロリ菌に感染していると、尿に抗体がでてくるため、それを確認します。つまり簡易検査は、尿を取るだけ!

 イベント終了時に、一人一人呼ばれて検査結果の紙が渡されました。私の父は10年ほど前にピロリ菌の除菌をしていますし、私もしょっちゅう胃痛に悩まされているので、間違いなく保菌者だろうと予測。ドキドキしながら結果を待つと……陰性でした。ちょっと意外。ただし簡易検査では「偽陰性」(本当は陽性なのに陰性と判定されてしまうこと)の場合もあるとのこと、気になる場合は医療機関でちゃんとした検査をする必要があるでしょう。

 参加者64人中9人が陽性だったそうです。これは年齢が上がるにつれ高くなり、20代以下が8%だったのに対し、30代は17%、40代は20%でした。しかし「陽性だからといって落ち込むことはない」と堀江さんは言います。「除菌するいいきっかけになったと思って」とのこと。

 人は、病気になって初めて健康のありがたみを知り、予防の意識をするようになります。ピロリ菌陽性を、そのきっかけと考えましょう。

 陽性だった場合は、医療機関で内視鏡(最近は鼻から入れるすごく細くて楽な内視鏡があります)と詳しいピロリ菌の検査を受けて、最終的に陽性だったら抗生物質を飲んで除菌します。内視鏡をする理由は現在、胃がんが無いことを確認するためだそうです。1週間薬を飲むことになりますが、がんになって手術をすることを考えたら楽なものです。

「予防医療普及委員会」では現在、クラウドファンディングで支援を募っています(4月28日まで)。
https://readyfor.jp/projects/pipipi

 支援の金額は、簡易検査ができるキットが4000円。検査キットの定価は4351円なので、普通に検査するよりもお得な上に、支援もできるんです。

 キット2個が8000円、3個が12000円と、安価な値段で検査ができる特典付き。個人でもいいですし、パートナーや家族の分、さらには会社の仲間全員分としての福利厚生パックもあります。

 集めた資金で、今後ピロリ菌のほかに、歯周病菌などの病気の予防にも取り組んでいくとのこと。予防医療普及委員会の今後の活動に注目です。

<TEXT/和久井香菜子>