連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第2週「常子、妹のために走る」第7話 4月12日(火)放送より。 
脚本:西田征史 演出:大原拓


前半、コミカル、後半、シリアスとメリハリが効いていた。
前半は、お友達ができず孤独な美子(子役・根岸姫奈 この子、きりっとした顔立ちですごく可愛い!)を助けようと、常子(高畑充希)がユーモアを発揮するが、やり過ぎて逆効果に。

あのギャグはないよなあ〜〜感が抜群に出ていて、すばらしい(いないと思うが、未見の方はオンデマンドでご覧ください)。
プロの作家が、素人ならではのすべるギャグを描くのは因縁なことだったろう。西田征史は、そこを巧い塩梅で描いている。
そして、それを恥ずかしがることなく、しっかり演じきった高畑充希にも敬意を表する。
ドコモのCMでもコメディエンヌの才能を発揮しているし、なんといっても古田新太と小泉今日子演じる夫婦の娘役で出演した「歌謡ファンク喜劇 いやおうなしに」(15年)時、過激な役をやすやすとやってのけた(そう見えた)高畑だからこそ、子供をどん引きさせる高度な親父ギャグを堂々とやることができたのだろう。
繰り返しますが、未見の方は、オンデマンドでご覧ください。べつに宣伝しているつもりはない。ここに書いてしまうことがもったいないほど、絶妙な失敗ギャグなのだ。

善かれと思ってやったことが裏目に出て、美子にすっかり距離を置かれてしまった常子。その上、消防組で、男と女の超えられない壁にぶち当たってしまう。
女が「父」(男)としての役割を担うことはできるのか? という難しい問題に直面する常子。
深刻なのは、1週目だけではなかった・・・。

8話の、どうしたもんじゃろのぉ


常に、とと(西島秀俊)ならどうするかと思って行動しているという常子。いやいや、ととなら、あのギャグ絶対やらないだろう。
(木俣冬)