突然の訃報から葬儀・告別式の参列……あまりに急な知らせで、葬儀に参列する服装や挨拶の仕方、肝心なマナーすら分からないと不安になる人も多いはず。

「お香典はいくら包むべき?」や「お焼香ってどうやるんだっけ?」という、人には聞きづらい内容は事前に備え、もしもの時に困らないようにしたいですよね。

そこで今回は、『メモリアルアートの大野屋』がまとめた、葬儀に参列する際の立ち振る舞いや準備物などのマナーから、覚えておきたいものをご紹介します。

■知らないとやりがち!葬儀・告別式でのNGマナー5つ

まずは、実際にやってしまっている人も多い葬儀・告別式でNGマナー例を紹介します。

(1)お香典として“新札”を使うことは、事前に準備していたように思われてしまうのでNG。新札の場合は必ず一度折り目をつけて包みます。

(2)告別式でのアクセサリーは結婚指輪やパールのシンプルなものなら問題ありませんが、2連以上のタイプは「不幸が重なる」ことを連想させるので避けましょう。また赤色の数珠は慶事で使われることが多いので、葬儀では控えた方が無難。

(3)女性で多い派手な“ネイル”は、できればオフしていくのが礼儀。同じように華やかな巻き髪スタイルや、バッチリ決まったメイクなどもTPOを考えてシンプルに。

(4)お悔やみの言葉で不幸がまた続くイメージを与える「重ね重ね」「返す返す」「再び」などのニュアンスは厳禁です。

(5)通夜で、焼香が終わり次第すぐに帰るのは実はNG。読経や焼香後のタイミングで、 遺族が別室にて食事やお酒をふるまう“通夜ぶるまい”で故人を偲ぶのがマナー。ただし、知人とペチャクチャ盛り上がるのは場違いなので注意を。

まだまだある、知っておきたい基本マナーをご紹介しましょう。

■香典の金額

香典は亡くなった方にお香を備える習慣に由来しており、現金を包んで渡します。金額の相場は、故人との間柄や年齢によって変動します。

親戚であれば1万円〜3万円、職場関係者やその家族なら5千円〜1万円、そして友人または友人の家族の場合は5千円〜が基準のようです。

■弔問側の正しい服装

一般的に“通夜”において服装の細かな決まりはありませんが、オシャレをする場ではないので華美な服装は避け、地味な色や形のスーツが無難でしょう。

“告別式”では喪服を着用します。スカートが基本ですが、昨今はパンツスタイルでの参加も増えているようです。

四季を問わず会場内や式の間はコートを脱いで過ごすのがルール。会場に到着したらすぐ脱ぐとしても、毛皮などのアウターは相応しくありません。

■数珠の使い方

利き腕に関わらず、歩く時や焼香中は“房”が下に来るように“左手”で持ちます。合掌では“房”が真下に来るよう両手の親指と人差し指の間に数珠をかけ、親指は軽く添えます。

このように数珠は仏様を拝む時に使う法具であり、色や材質はなるべくシックなデザインからお好みのものを選ぶと良いでしょう。

■焼香の仕方

死者を弔うために抹香や線香をたくことを“焼香”と呼びます。焼香の仕方や回数は宗旨ごとに違い、自身の宗旨の作法で構いません。

ここでは一般的な焼香の流れを説明しましょう。

(1)祭壇の手前まで進み、遺族に一礼

(2)祭壇に向かい、遺影と位牌を仰いで一礼

(3)抹香を右手の親指と人さし指と中指の3本でつまみ、目の高さまで押しいただき、抹香を静かに香炉へ入れる

(4)合掌する

(5)数歩下がり遺族に一礼して退く

■お悔やみの言葉

悲報を受け、葬儀に参列すると迷うのが“お悔やみの言葉”でしょう。良かれと思い口にした言葉が「非常識」だと白い目で見られる可能性も……。

最も差し支えないのが「お悔やみ申し上げます」や「寂しくなりますね」などの言葉がけ。他にも「突然のことで何と申し上げたらいいか」や「大変でしたね」などのように、故人への哀悼の意そのままの気持ちをお伝えするのも問題ないです。

今更聞けない葬儀・告別式のマナーは今の内に確認しておくだけで、焦らずに対応できます。いざという時、故人を穏やかに見送れるよう基本的なマナーはおさえておきたいですね。

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