クリエーターが作成したコンテンツを違法にアップロードする行為に対し、Facebookが対抗策を発表しました。「Rights Manager」と呼ばれるこのシステムは、著作権者の許諾なしにアップロードされたムービーコンテンツを自動で検知し、通知または削除するものとなっています。

Copyright Management | Facebook

https://rightsmanager.fb.com/

Rights Managerはコンテンツ保有者の著作権保護を目的としたシステムで、著作権者以外の第三者が同じコンテンツをアップロードする行為を検知し、場合によっては削除することが可能になるもの。クリエーター側には「動画コンテンツをアップロードし、ライブラリを作成して著作権侵害の監視と保護を容易にする」「動画コンテンツごとに許可ユーザーを設定できる」「著作権侵害があった場合には通知を受け取れる」などのメリットがあるとされています。



Rights Managerは、ユーチューバーやウェブ系メディアなどが作成した動画コンテンツが他人によってコピーされ、Facebookに違法にアップロードされてしまう「freebooting(フリーブーティング)」と呼ばれる行為への対抗策として発表されたもの。フリーブーティングに関しては、本来はコンテンツクリエーターが受け取れたはずのコンテンツへのアクセスや広告収入が奪い取られることから、不満の声が挙がっていました。

苦情を申し立てる際には、まず相手に対してメッセージを送信して「穏便に」事態を解決することも可能とのこと。その方法を選ばない場合は、専用のオンラインフォームから権利の侵害を報告することができます。また、侵害の報告後に著作権侵害を申し立てるFacebookの指定代理人にコンタクトを取って対応を取ることもできるとのこと。なお、申告できるのは著作権を保有している本人のみとなっています。

オンラインフォームを通じて申し立てが行われた場合は、違法なコンテンツをアップロードした人物への連絡なしにコンテンツが削除される場合があるとのこと。また、コンテンツが削除された場合にはFacebookから警告が行われ、次の項目が通知されることになっているようです。

・報告番号

・著作権保有者の名称

・報告を行った当事者のメールアドレス

・著作権保有者の著作物に関する詳細

・削除されたコンテンツの詳細



Rights Managerを使用するためには申請が必要。公式ページを開いて「Apply Now」をクリックすると、登録画面に進むことができます。



次の画面で氏名や団体名、役職、連絡先などを記入して「送信」をクリックすると申請が行われるはずなのですが……



入力したIDが有効ではなかったのか、記事作成時点ではうまく進むことができませんでした。実際に使用しているIDを入力していたので無効なはずはないのですが、現時点では未対応だっただけなのかも。



なお、Rights ManagerにはAPIも用意されています。こちらもまずはRights Managerへの登録が必要なので、上記の申請が行われてからの運用と言うことになります。

Rights Manager API Tutorial - グラフAPI

https://developers.facebook.com/docs/graph-api/rights-manager-api