中国メディア・光明網は11日、「他人に迷惑をかけない」という日本の美徳習慣について、かつては中国でも存在し続けていたとする文章を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・光明網は11日、「他人に迷惑をかけない」という日本の美徳習慣について、かつては中国でも存在していたとする文章を掲載した。

 記事は、中国のネット上で「日本人はどれほど他人に迷惑をかけないのか」といった書き込みが具体的な事例とともに掲載されていることと併せて、先日交際報道が出た卓球の福原愛が「私個人のことで、皆さんにご迷惑をおかけしました」と中国向けにコメントしたことを紹介。「皆に日本人の礼儀に対する重視ぶりについて再び感嘆させた」と評した。

 そのうえで「実は、『他人に迷惑をかけない』という習慣は、われわれの伝統として守られてきた考え方だたのだ」と説明。現在の北京や河北省一体の方言の中にも、自らの行為によって他人に面倒をかける場合、まず最初に自らの誠意と感謝を言葉で示すという姿勢がみられるとしている。

 その一方で、かつての習慣が「われわれの現在には入り込んでおら」ず、「いつからか分からないが、われわれの教育は過度に自己や自我を強調するようになった」と指摘。現代の中国人は「もともと持っていたものを忘れている」に過ぎないとの見方を示し、「われわれはどこかに探しに行く必要などないなのだ。静かに心の中や血脈に隠れている声を静かに聞きさえすれば、大国としての自信や伝統を再度拾い上げることが出来るのだ」と論じた。

 知らず知らずのうちに忘れ去られていったものであれば、積もり積もったホコリを払うことで取り戻せる可能性は高いかもしれない。しかし、今の中国は「古き良き伝統文化」を否定した「黒歴史」を抱え、その傷が癒えないまま「金儲け至上」の世の中になってしまったことを考える必要があるだろう。「血脈に隠れている声」を聞くだけでかつての伝統習慣が戻って来るのかは、分からない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)