ここ数年、非常に多くの中国人が日本旅行を楽しんでいる。中国でも都市部は日本と遜色のないほど発展しているが、中国の都市部から日本に来ても、日本で何か新しい発見があるのだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 ここ数年、非常に多くの中国人が日本旅行を楽しんでいる。中国でも都市部は日本と遜色のないほど発展しているが、中国の都市部から日本に来ても、日本で何か新しい発見があるのだろうか。

 中国メディアの環球網はかつて、中国人有識者の見解として、中国国内で評価されている日本の風景や日本人の礼儀などは「幻想」であると主張する記事を掲載したが、中国メディアの捜狐はこのほど、中国人旅行者が日本に感じる魅力は「幻想」などではないと主張し、東京は北京より1万倍も良い都市であるとして、日本の魅力は「確かな現実」であると論じた。

 中国人旅行者が評価する日本の魅力は幻だという見解によれば、日本には取り立てて美しいといえる風景がなく、道は狭い上に街並みも無造作でデザイン性がなく、日本食についても中国各地で十分に味わえるレベル。そして家電製品もほとんどが中国製であり、日本人の礼儀は形式的なものだと主張している。日本人からすれば心外な主張だ。

 この主張の主眼は、旅行の興奮が中国人に日本を「過大評価」させているだけであり、日本にはこれが魅力と呼べるものは実在しないと言いたいのだろう。しかし、捜狐はこの主張こそ「幻覚」であり、現実には東京は北京の1万倍も優れていると反論している。

 記事はまず日本での買い物について言及。有名ブランドの靴は中国では数百元で販売されているが、日本のアウトレット品は5割引きの価格で購入することができ、さらに1万円以上購入するなら消費税の8%が免税となるため最終的に中国よりはるかに安い価格で購入することができると紹介。同様にバッグや化粧品など品質の高い製品を極めて安く購入できると紹介しているが、中国人にとって何よりも魅力的なのは「日本では偽物を掴まされる心配がない」ということだろう。中国国内とは異なり、安心して買い物できる環境が日本にはあるのだ。

 中国では輸入関税が高いうえに消費税に相当する増値税という税金も存在する。そのため中国国内で質の高い輸入製品を購入するより、旅費が生じても日本で買い物をするほうが得になるという分析もあるほどだ。

 また日本人の形式的な礼儀という点については過小評価も良いところだと記事は反論。きっと日本で礼儀正しい日本人によって気分の良い対応を受けたのだろう。ほかにも日本の街は静かで心を穏やかにする、非常に清潔であるなどと称賛。東京は北京の1万倍も優れているという主張の根拠は不明ではあるものの、それだけ東京ひいては日本のほうが魅力的だということだろう。中国人にとっては日本に感じる様々な魅力は確かな現実であるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)