オーストラリアとの直近の対戦は、14年に長居スタジアムで行なわれた親善試合。この時は2-1で勝利したが、ワールドカップ予選に限れば、日本はオーストラリアに勝ったことがない。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大 (全2枚)

 ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のグループリーグ組分け抽選が4月12日、マレーシアのクアラルンプールで行なわれ、日本はオーストラリア、サウジアラビア、UAE、イラク、タイと同居するグループB入りが決定した。
 
 6チームずつ2グループに分けて行なわれる最終予選では、各グループ上位2か国のワールドカップ出場が決定。また、各グループ3位の2チームはアジア地区プレーオフに回る。
 
 果たして、6大会連続でのワールドカップ出場を目指す日本は、最終予選を勝ち抜けるのか。
 
 ここでは、ひとつの参考資料として、フランス・ワールドカップの予選が行なわれた1997年以降(97年は予選前の親善試合を含む)を対象に、Aマッチとワールドカップ予選でのライバル国との対戦成績を調べた。
 
 結果は以下のとおりだ。
 
【対戦成績】
第1ポット:オーストラリア
Aマッチ:6勝4分4敗 18得点・11失点
W杯予選:0勝3分1敗 3得点・4失点

第3ポット:サウジアラビア
Aマッチ:4勝0分2敗 15得点・6失点
W杯予選:対戦なし

第4ポット:UAE
Aマッチ:3勝4分2敗 10得点・7失点
W杯予選:0勝2分0敗 1得点・1失点
 
第5ポット:イラク
Aマッチ:6勝0分0敗 13得点・1失点
W杯予選:2勝0分0敗 2得点・0失点

第6ポット:タイ
Aマッチ:3勝1分1敗 13得点・6失点
W杯予選:2勝0分0敗 7得点・1失点
 気になるのは、やはり第1ポットのオーストラリアとの対戦成績だろう。Aマッチでは6勝4分4敗と勝ち越しており、2011年のアジアカップ決勝や、14年に長居スタジアムで行なわれた親善試合でも土を付けている。

 しかし、ワールドカップ予選に限れば、未勝利の3分1敗。前回のブラジル・ワールドカップ最終予選で同グループになった時も、日本は首位通過を果たしながら、オーストラリアとは2分だった。

 力が拮抗したオーストラリアとの対決は、日本の現状を探る良いバロメータになる。今度こそ予選のシビアな戦いを制して勝点3を奪い、成長を示したいところだ。

 第3ポットのサウジアラビアには、Aマッチでは大きく勝ち越しているが、ここ20年間のワールドカップ予選での対戦はゼロだ。サウジアラビアは、UAEと同グループに入った今回の2次予選を無敗で勝ち抜いており、着実に実力を増している印象がある。

 また、第4ポットのUAEは、Aマッチで3勝4分2敗とほぼ互角の数字で、15年1月のアジアカップ準々決勝ではPK戦で敗れた相手。なおかつ、ワールドカップ予選では2分と勝利がない。

 真剣勝負のワールドカップ予選で対戦がないサウジアラビア、そして2分けのUAE。この2か国は、日本にとって不気味な存在と言えるだろう。

 逆に、ここ20年で一度も負けたことがない相手が、第5ポットのイラクだ。第6ポットのタイに1敗しているのは意外だったが、この黒星はフランス・ワールドカップ予選前の親善試合でのもの。以降、3勝1分と日本が圧倒しているタイも、”20年無敗”の相性の良いカテゴリーに入れていいかもしれない。

 グループリーグの対戦スケジュールは以下のとおり。
 
【対戦スケジュール/グループB】
1節/16年9月1日 日本×UAE
2節/16年9月6日 タイ×日本
3節/16年10月6日 日本×イラク
4節/16年10月11日 オーストラリア×日本
5節/16年11月15日 日本×サウジアラビア
6節/17年3月23日 UAE×日本
7節/17年3月28日 日本×タイ
8節/17年6月13日 イラク×日本
9節/17年8月31日 日本×オーストラリア
10節/17年9月5日 サウジアラビア×日本