11日、フランスに留学の中国人女子留学生がパリの地下鉄で数人から暴行を受けたことが物議を醸している。写真はフランスの地下鉄。

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2016年4月11日、フランスに留学の中国人女子留学生がパリの地下鉄で数人から暴行を受けたことが物議を醸している。法制晩報が伝えた。

8日早朝、中国人の女子留学生が友人とパリ北駅のメトロ4号線に乗車した際、5人の若者にののしられ、物を投げられた。5人のうちの数人は前日にも地下鉄駅で中国人留学生らをののしっていたという。その後若者5人の行動はエスカレートし、2度にわたり暴行を働いた。当時車内には多くの人が乗っていたが誰も助けてくれず、警察に連絡したいと連絡先を周りの人に聞いても相手にしてくれなかったという。最終的に1人の中年女性が仲介に入り、中国人留学生らを警察まで案内してくれた。

中国人留学生は若者らが下車する際に証拠写真を撮影したが携帯電話を奪われ、ホームにいたアジア系男性の助けにより取り戻すことができたが、若者らを引きとどめることはできなかった。

これに対しフランスの中国問題専門家は、「テロの標的にされたフランスでは、排他的な考えを持つ人が出始めている。さらに、フランスを含め欧州全体の景気が低迷する中で、外国人が自分の職を奪うと見る傾向がある。中国人に関しては、一部のフランス人が深く誤解している。最初にフランスに移民してきた中国人は経済条件が悪く、一部で偏見が生まれた。さらに中国移民から成功者が出始めると、現地人の中から経済低迷の原因は中国人にあるとの考えが出始め、怒りの矛先が留学生に向けられ今回のような事件を引き起こすきっかけとなった」と指摘している。(翻訳・編集/内山)