国土が極めて大きな中国では、各地で人びとの風習や文化、習慣が異なる。例えば、中国の北方では水餃子を主食代わりに食べる傾向にあるが、中国南方の人びとは北方の人ほど水餃子は食べないといった具合だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 国土が極めて大きな中国では、各地で人びとの風習や文化、習慣が異なる。例えば、中国の北方では水餃子を主食代わりに食べる傾向にあるが、中国南方の人びとは北方の人ほど水餃子は食べないといった具合だ。

 中国の自動車市場は世界最大だが、自動車市場においても中国では売れる車種やブランドに地域差が見られる。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国では北方の消費者ほどドイツ車を好み、南方の消費者は日系車や韓国車を好む傾向があると主張する記事を掲載した。

 記事は、中国南方の消費者が日系車を好むと主張したうえで、特に広東省の消費者はその傾向が強いと主張。その理由として、「中国南方の人びとは実用性を重視する傾向にあるから」と指摘。日系車は頑丈で信頼性が高く、トラブルが少ないことが高く評価されていると考察した。

 また、広東省は亜熱帯性の気候であり、雪が多い北方に比べてめったに雪が降らない地域だ。そのため、「自然吸気エンジンを搭載している日系車は、ほかの車に比べて暑い地域でもエンジンから発火することは少ない」などと主張しているが、暑い地域であってもなくても、エンジンから発火する自動車は問題であろう。

 そのほか記事は、広州市ではかつて日本から密輸された日本車が人気だった過去があり、「当時から日本車の品質は高く、20年乗っても壊れないなどと良好なクチコミが醸成された」と指摘、こうしたクチコミが今なお根強く残っていることも、中国南方で日系車が人気である理由の1つだと論じた。

 北京市は中国の首都であると同時に北方に位置する。上海市や広州市は商業都市であると同時に南方に位置し、大きな港があることから国外から文化が流入する土地柄だった。また、上海に比べて、北京は政治色が強いため、自動車も保守的な車が好まれる傾向にあるように見える。こうした違いが、好まれる自動車の違いにつながっているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)