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シーメンスヘルスケア(シーメンス)は4月12日、同社の画像診断装置から得られる情報のビッグデータを基に、医療施設の業務効率改善に貢献する情報を提供するクラウドサービス「teamplay」の販売を同月より開始すると発表した。

同サービスでは、装置・検査部位ごとの線量情報をワンクリックでリアルタイムにモニタリングすることが可能。また、目標値との比較分析、ビッグデータ解析による自施設の線量と地域の他施設の目標値との比較や、国のガイドラインとの比較検討なども簡単操作で可視化することができる。これにより、線量の目標値を超過した検査の分析を容易に行えるため、明確な改善を検討することができるとする。

さらに、撮影した画像情報から自動的に装置や業務フローのパフォーマンス状況をモニタリングすることができ、期間や時間あたりの検査数などの基本統計情報に加え、装置や検査部位、操作者ごとの検査数や検査間隔時間などをリアルテイムに表示することができる。また、ビッグデータの活用により、エリアや規模などが同じ施設との検査数や検査内容などの比較が可能となる。

このほか、施設にとって有用と認められたプロトコルを、リモートで全ての装置に適用することができる。これにより、操作者の経験による検査のばらつきを抑え、施設内の検査の標準化に貢献する。将来的には、ビッグデータを活用し施設に最適なプロトコルの提案などが行えるよう開発を進めていくとしている。

個人情報保護という観点では、teamplayは個人を特定する情報を削除または変換する機能を有し、分析に不要な個人情報の利用レベルをコントロールすることも可能。また、HIPAAなどデータプライバシーに関する規制に準拠している。また、医療機関向け3省4ガイドラインに適応可能なクラウド環境であるMicrosoft Azureを採用しており、最新のセキュリティ技術によりデータを安全に保護することができるとしている。

(神山翔)