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OpenStack Foundationは4月7日(米国時間)、オープンソースのクラウド基盤ソフトウェア「OpenStack」の13番目のリリースとなる「Mitaka(ミタカ)」を公開したと発表した。

Mitakaでは、主にソフトウェアのデプロイ、管理、スケールのしやすさに重点を置いている。

管理性については、クラウドのデプロイの担当者や管理者向けに、日々の運用時の使いやすさ向上に焦点を当て改善がなされている。例えば、コンピュート・サービスであるNovaには、標準設定が複数追加された。また、マニュアルで選択が必要なオプション数が減少しているため、設定が容易になっている。具体的には、アイデンティティ・サービスのKeystone、クラウドネットワークのアイデンティティ管理機能セットアップに関するインストール、稼働、認証、トークンの発行など複数のステップの手順が、1ステップのシンプルな手順に変更された。

スケーラビリティの強化では、OpenStackのクラウドを拡大・縮小するための機能が改善されている。例えば、12番目のリリース「Liberty」に初めて登場したHeatのコンバージェンス・エンジンは、Mitakaではパフォーマンスの向上とステートレスな運用を維持しつつ、スケールアウト(水平スケール)時に、より大きな負荷や複雑なアクションを扱えるようになった。同様に、KeystoneのFernetトークンでは、アイデンティティ・サービスがサポートする使用可能なAPI数が増加したほか、OpenStackのコンピュート・クラウドのスケールアウトをサポートするLibertyに含まれる追加機能であるCells v2が大幅に強化された。

ユーザーーエクスペリエンスの向上としては、クラウドの運用者だけでなく、クラウドリソース上でアプリケーションの開発やデプロイするエンドユーザーを含むクラウドユーザー全体を対象に実現。例えば、統合型のOpenStack Clientは、コンフリクトが発生しないAPI呼び出しを使用してリソースを作成できるため、エンドユーザーは各サービスAPIの複雑な部分を学習する必要がない。さらに、ソフトウェア開発キット(SDK)の多言語によるサポートが強化さた。

(山本明日美)