中国メディア・捜狐は10日、日本旅行の様子を撮影した画像をネット上にシェアするたびに、一部ユーザーから批判的なコメントが寄せられることに対して「自分が日本に行こうが、あんたには関係ないだろ」と不快感を示す文章を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・捜狐は10日、日本旅行の様子を撮影した画像をネット上でシェアするたびに、一部ユーザーから批判的なコメントが寄せられることに対して「自分が日本に行こうが、あんたには関係ないだろ」と不快感を示す文章を掲載した。

 文章は、先日日本旅行に行ったという筆者が、旅行中に撮影した美しい風景などの画像をSNSに載せたところ、「キーボードマン」(“正義の味方”気取りでネット上にコメントを書き込む人を揶揄した言葉)による攻撃を受けたとした。「街が清潔だ」と書き込めば「日本に行ってこんな風に鬼子に跪いたのか」、浴衣を着た写真を載せれば「自分の国籍を覚えているのか」、「国の恥を忘れるな」、店で化粧品を買ったことを報告すれば「南京大虐殺を覚えているのか? それでも鬼子に銭を送るのか」などと書かれたことを紹介している。

 また、「実は日本だけではなく、台湾や香港に行った時にも罵声コメントを浴びせられた。もちろん一番多かったのはやっぱり日本なのだが」とも告白。「キーボードマン」たちは総じて「愛国という高い所から旅行に文句をつけてくる」、「自分がやっているのは、単純な旅行という行為に過ぎないのに」と不満をこぼした。

 そして、「キーボードマン」たちの「至高無上な愛国」思想による攻撃行為は自己卑下の産物であると指摘。「日本旅行に行くのは、いろいろ感じたり体験したいから。愛国とは関係ない。道徳を振りかざした暴力はお断りだ」と綴っている。

 「キーボードマン」の多くは、本心かどうかにかかわらず、面白がってやっているのだろう。こういう話を見ると、どうしても「愛国無罪」という言葉が浮かんできてしまうが、「愛国」という言葉のもとに何をやってもいいという理論はやはりおかしい。「何が愛国なのか」がはっきりしない状況ではなおさらである。

 「愛国志士」が日本を訪れたら、日本に対する見方が変わったという記事を以前紹介したことがある。考えが変わるかどうかはさておき、より多くの「愛国志士」が実際に日本を訪れ、自らの肌で日本を感じてもらいたい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)