中国メディア・捜狐は10日、3月26日に開通した北海道新幹線について「魅力の少ない微妙な存在である」としたうえで、その理由について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Piti Sirisriro/123RF)

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 中国メディア・捜狐は10日、3月26日に開通した北海道新幹線について「魅力の少ない微妙な存在である」としたうえで、その理由について紹介する記事を掲載した。

 記事は、JR北海道が今年3月には中国でも大いに話題になった「女子高校生のための駅」をはじめとする複数の駅を廃駅にするなど、過疎化に伴う赤字問題で苦境に立たされていることを紹介。そんなJR北海道に「春が来た」として3月26日に計画から40年かかった北海道新幹線が一部開通し、日本メディアは新幹線開業を「北海道人の願い」と形容したことを伝えた。

 しかしその一方で、北海道の経済振興という期待を背負う北海道新幹線が「本当に救いになるのか」と問題提起している。東京―函館間の費用が飛行機の1.5倍であり、時間もかかることから航空各社がライバル視していない点、札幌までの全線開通までまだ14年の時間が必要であること、列車の設計は東北新幹線とほぼ一緒であり、新函館北斗駅の駅舎も特徴がないなど話題性に欠けることを、疑問の根拠に挙げた。

 そして、「全線開通しておらず、新たなアイデアがなく、北海道的要素も不足している北海道新幹線によって業績を改善しようというのは、冷や汗ものだ」と解説。「希望」の1つとして外国人観光客の存在を挙げ、大量の外国人が「本州からの新幹線の旅」を楽しんで函館を訪れるようになる可能性について言及した。

 大型連休やお盆、年末年始に航空券の値段が上昇するシーズンを除けば、価格面では飛行機には及ばない。通常の時期に収入を確保するとなれば、記事の指摘通り外国人観光客の呼び込みが大きな意味を持ってくるかもしれない。特に日本の新幹線、そして北海道に興味津々の中国人観光客は少なくないはずだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Piti Sirisriro/123RF)