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シスコシステムズは4月11日、新アーキテクチャとして「Cisco HyperFlexシステム」を発表し、ハイパーコンバージドインフラ市場に参入した。

「Cisco HyperFlexシステム」は、Cisco UCSテクノロジーをベースとし、VMware vSphere バージョン5.5および 6.0環境で動作する「HyperFlex HX Data Platform」ソフトウェアが中核として稼働する。

同ソフトは、圧縮、重複排除、スナップショットなどの機能を持ち、分散ファイルシステムを提供。全ノードにデータを同時にストライピングすることでSSDのキャッシュを活用した高速書き込みができるという。

モデルとしては、1Uの筐体に最大CPU2個と6台のストレージを搭載可能な「Cisco HyperFlex HX220c」、2Uの筐体に最大CPU2個と23台のストレージを搭載可能な「Cisco HyperFlex HX240c」、「Cisco HyperFlex HX240c」と「Cisco UCS B200 M4 ブレード シリーズ サーバ」を組み合わせた3がモデルある。

いずれも、「Cisco UCS 6248(あるいは6296) ファブリック インターコネクト」が組み合わされており、「Cisco HyperFlex HX220c」3台と「Cisco UCS 6248」2台を組み合わせたエントリーモデルの参考価格は677万円〜(1年目の保守サービスを含む)。

なお、HX220cとHX240cは現在、3〜8台の範囲で組み合わせて利用でき(混在不可)、将来は16台、32台まで拡張できる予定。

米Cisco Systems コンピューティング システム プロダクトグループ プロダクト マネージャー チャクリ・アヴァラ氏は、他社との違いを、「Cisco HyperFlexは、次世代のコンバージェンスアプライアンスだ。従来のハイパーコンバージドシステムは、ストレージとコンピュータのみを提供しており、ネットワークが欠けている。現在のハイパーコンバージドシステムは、シングルノードとしてして提供していたものに少し変更しものだが、シスコのHyperFlexはゼロから専用で作ったものだ」と説明した。

また、シスコシステムズ データセンター/バーチャライゼーション事業 部長 石田浩之氏は、「シスコは、初めてハイパーコンバージドシステムに参入した。この市場は2020まで60%の市場成長が見込まれる。これまでは統合化のためのクラウドだったが、これでは最近のITトランスメーションに対応できない。今後は、スピード、簡単・容易さをもった新しいプラットフォームが必要だ。我々はいま、その転換期にいる。シスコは、これをポリシーベースのインフラで解決しようとしている。これまでシスコのコンバージドシステムは、比較的大型であたったが、HyperFlexは3ノードからはじめらるスモールスタート可能なコンバージドシステムだ。このシステムによって、顧客に新しい選択肢を提供できる」と述べた。

そして、同氏は適用例として、VDI、リモート拠点、サーバ仮想化、テスト/開発を挙げた。

(丸山篤)