NASAのケプラー宇宙望遠鏡が通常モードに復旧。機器状態を監視しつつ新ミッション「キャンペーン9」実行へ

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NASAが、エマージェンシーモードに陥り運用継続が危惧されていたケプラー宇宙望遠鏡の復旧を発表しました。現在は通常の通信状態に戻り、最小の燃料消費モードで動作しています。ケプラー宇宙望遠鏡は先週からエマージェンシーモードとなり、最低限の通信しか受け付けない状況となっていました。しかし、NASAの地上管制による復旧作業によってエマージェンシーモードのキャンセルに成功し、現在は通常の通信状態に復旧することができています。



NASAはケプラー宇宙望遠鏡からのテレメトリーデータを受信しており、予定していた「キャンペーン9」こと、マイクロレンズ現象による惑星探査ミッションの遂行も十分に可能な機器状態であることを確認したとのこと。

ケプラー宇宙望遠鏡はリアクションホイールを使って姿勢を制御しています。しかし、今回のトラブルに関して言えば、ケプラー宇宙望遠鏡を天の川銀河の中心方向へ向けようとする14時間前にエマージェンシーモードへと切り替わっており、リアクションホイールに問題が発生したわけではないとしています。ただ記事執筆時点で NASA からは、今回のトラブルの原因についての発表はありません。

今後、ケプラー宇宙望遠鏡は予定していた「キャンペーン9」ミッションを実行するものの、NASA は問題が再発しないよう並行して機器状態のチェックを継続しながら、注意深く運用していくとのこと。