久しぶりの青空となり、桜も満開となった4月6日、東京都内の公立小学校の入学式がいっせいに行われた。3男3女、6人の子供がいる谷原章介(43)も、二女のA子ちゃん(6)が入学時期を迎えた。

嬉しそうに真新しい真赤なランドセルを背負ったA子ちゃんは、右手に大きな紫色の布バッグも下げていた。実は、これはパパ・谷原の手作りなのだという。

谷原は『王様のブランチ』『きょうの料理』『パネルクイズ アック25』に加え、4月12日からNHKの新しい音楽番組『うたコン』でも司会を務める。さらに4月22日からは主演ドラマ『ドクター調査班〜医療事故の闇を暴け〜』(テレビ東京)もスタート。まさに超多忙だが、お嬢さんの入学式に出席するためスケジュールを調整したそうなのだ。

仕事ができる男にして、料理などの家事まで――。“満点パパ”の彼は子供たちのバッグやランチョンマットまで作っているという。その理由について、谷原はスポーツ紙のインタビューにこう答えている。

《買ってきたものでは、個人的ではなく平均的な思い出になってしまう。それでは寂しいから》(スポーツニッポン4月5日付)

子供たちを私立校へ進学させる芸能人が多いなか、“年収2億円”とも言われている谷原はA子ちゃんの兄や姉も公立校に通わせている。4月7日には、いちばん下の女の子が1歳の誕生日を迎えたばかり。彼らが全員成人するまで、あと20年もあるのだ。谷原家の“公立校主義”は、熟慮の結果でもあった。

《特に、この職業は先の保証もありません。もし明日、仕事がなくなったら、子供たちはどうなるのかと考えたら怖いですよ》(『週刊現代』’15年1月31日号)

式を終え、パパからの“入学祝い”であるバッグを持って、スキップするように元気よく校門から出てきたA子ちゃん。谷原の提案で一家は、満開の桜道を通って帰宅することになった。

途中の公園で彼は長身を屈めながら、妻と愛娘の写真を何枚も何枚も撮っていた。パパを独占できたA子ちゃんにとっても、“忘れられない1日”になったことだろう。