「台湾最後のダム」  雲林県の水がめが7月にも運用開始へ

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(台北 11日 中央社)雲林県の湖山ダムが今年7月にも運用を開始する見通しとなった。環境への配慮から台湾最後のダムとされ、水不足の解消と観光名所化による地元の振興に期待が寄せられている。

古くは1979年に計画された同ダム。約14年の工期を経て今月2日から貯水が始まった。総工費は185億台湾元(約617億円)。満水時には台湾に95カ所あるダムの中で10番目に多い5218万立方メートルの水が蓄えられ、最終的な供給量は1日当たり43.2万トン。

同県では地下水の汲み取りによる地盤沈下が深刻化しており、被害拡大の抑制にも効果があるとみられている。また、地元選出の立法委員(国会議員)は周辺の緑化を進め、観光地として整備する考えを示しており、他地域での成功例を参考にしたいと意気込んでいる。

(黄巧ブン/編集:齊藤啓介)