8日、中国では毎年15.5〜24億トンの建築ごみが発生しており、その多くが資源として再利用されずに廃棄されている。写真は中国の建設現場。

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2016年4月8日、中国では毎年15.5〜24億トンの建築ごみが発生しており、その多くが資源として再利用されずに廃棄されている。家屋の建築や取り壊し、リフォームなどの際に生まれるセメントや鉄筋などの建築ごみは、欧米や日本などの先進国では平均90%以上が資源化され再利用されているが、中国の資源化率は5%に満たない。人民日報が伝えた。

資源化されなかった建築ごみは放置されることもあり、安全面が危惧されている。実際、2015年12月20日に広東省深セン市で発生した土砂崩れは違法に投棄された建設残土が崩れたことによるものとみられており、建築ごみの処理問題が浮き彫りとなった。

中国では建築ごみの複雑な処理工程や資源化した後の販売ルートがないことが足かせとなっており、建築ごみの資源化に対する意識向上を呼び掛けるとともに、業界関係者からは「建築ごみの再生品使用を促進する政策を出してほしい」と政府に求める声も聞かれている。専門家は「建築ごみの処理と資源化後の販路を確立できてこそ建築ごみ再生の道は開かれる」と指摘している。(翻訳・編集/内山)