中国メディア・生命時報は8日、「他山の石」として日本には「妊婦専用タクシー」があり、陣痛発生時など病院への移動手段が必要な妊婦に支援の手が差し伸べられているとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・生命時報は8日、「他山の石」として日本には「妊婦専用タクシー」があり、陣痛発生時など病院への移動手段が必要な妊婦に支援の手が差し伸べられているとする記事を掲載した。

 記事は、日本人の「突発的に生命の危険が及ぶ症状が出ない限り、救急電話を入れて救急車を呼ぶことはない」としたうえで、「多くの産婦は産気づいた際、医療リソースの浪費になるため救急車は使わないと考えている」と説明。可能な限りタクシーを利用することになる妊婦たちだが、タクシードライバーたちはいざという時の対処に不安を持っているため、しばしば妊婦の乗車を拒否すると伝えた。

 そのうえで、昨今日本各地のタクシー会社が「陣痛タクシー」サービスを開始したと紹介。妊婦は住所や分娩予定の病院、出産予定時期などを登録しておけば、陣痛が始まった時に電話することで迎えに来てくれるものであるとした。通常のタクシーよりスペースが広く、大判タオルや防水シートなどが用意されているほか、ドライバーも簡単なケアトレーニングを受けていると説明している。

 少子高齢化社会において、出産や育児を奨励する政策や社会的な対応が進んでいるが、妊婦の負担や不安、ストレスを軽減する施策として「陣痛タクシー」の試みは確かに有意義だ。「陣痛タクシー」をさらに普及するためには、タクシー会社そしてドライバーの理解を進めることが必要になるだろう。中国でこのような取り組みが進むかどうかは分からないが、「人に優しい社会」の体現として、大いに参考になるはずである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)