ユーリャ役のクセーニア・アリストラートワ(左)とライカ役の宮島沙絵(右)

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古くは『アイコ十六歳』(83年)や『十七歳』(02年)、近年ではベラルーシで『カリーナの林檎〜チェルノブイリの森〜』(11年)、ウクライナで『クレヴァ二、愛のトンネル』を(15年)撮ってきた今関あきよし監督が、現在モスクワでオールロケを敢行中の最新作『ライカ―Laika―』を製作中であることがわかり、撮影中の最新写真と、今関監督、本作品W主演の宮島沙絵とクセーニア・アリストラートワからのコメントが到着した。

[動画]今関あきよし監督作『カリーナの林檎〜チェルノブイリの森〜』予告編

本作は、最愛の母を亡くし、モスクワに語学留学に来た日本人女性ライカが、女優を目指すロシア人女性のユーリャとの恋愛にも似た奇妙な友情関係を築いていく様子と、いつしか歯車が狂っていく様を綴った作品。同じ部屋で暮らす2人の濃密な時間がスピード感あふれる展開で描かれていく。

本作品でライカを演じる宮島沙絵は、オーディションで選ばれたシンデレラガール、今後の活躍が期待される。もう1人のヒロイン、ユーリャには、モスクワで行われたオ―ディションで選ばれたクセーニア・アリストラートワが扮する。

本作について今関監督は「念願のモスクワでのロケ。ベラルーシ、ウクライナを舞台にした映画を演出し、ついにロシアだ。モスクワ独特の空気感の中で、同性愛を越えるような強く依存しあう関係の日本人“ライカ”とロシア人“ユーリャ”という女のコの恋愛劇。人はひとりでは生きていけない。誰かを強く想い続けることでしか生きていけない弱さを描いてみたかった」とコメント。

ライカ役の宮島は「映画に出るのも初めて、海外にも行ったことがない状況で今回の作品への出演が決まって、その上セリフはロシア語で…。もうとにかくやると決めてからはがむしゃらに走って、監督をはじめとするスタッフのみなさんが右も左もわからない私に1つひとつ教えてくださり、アドバイスをいただきながら、たくさん悩んでライカという人間をつくりました。体当たりで挑んで魂を込めた、初めての作品です。ふたつとない作品になっていることに違いないです」と話し、ユーリャ役のアリストラートワは「この仕事は私にとって初めての本格的な、長編作品となりました。それで私はすごく緊張して、本当に心臓がドッキンドッキン鳴りました。けれど仕事がはじまってからは、監督をはじめ撮影スタッフたちの支えを肌で感じながら、国の違いや言語の壁を越えて、お互いを理解し合い、感じ合ったのです」と述べている。

映画『ライカ―Laika―』は2017年春公開予定だ。

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