中国メディア・毎経網は8日、「これらの場所に行かずば、日本に行ってないのと同じ」と題し、日本旅行に行くのであれば抑えておくべき「日本がよく分かる」観光スポットを紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、「東京といえば挙げざるを得ない」として浅草を紹介。伝統的な和服を着て浅草の路地を行き、天ぷらを食べれば「江戸時代にタイムスリップした感覚を体験できる」とした。浅草は確かに外国人に人気の観光スポットだ。ただ、あまりに観光地化している部分も否めない。下町や江戸の風情を楽しみたいのであれば、浅草以外にも楽しめる場所はたくさんありそうだ。

 続いて挙げたのは、鎌倉。定番の観光スポットなので詳しい紹介は省略。ただ、一部の中国人観光客にとっては、大仏様よりもマンガ「スラムダンク」で有名な江ノ電沿線の撮影スポットの方がより楽しみかもしれない。3番目は、東京タワー。スカイツリーでないところにこだわりを感じる。4番目は、運河で有名な小樽だ。東京タワーや小樽は、ドラマや映画のシーンに登場する場所というイメージが強いようである。

 そして最後に紹介したのは、屋久島だ。こちらもやはりアニメ映画「もののけ姫」の舞台のモチーフになったというアプローチである。樹齢1000年以上の屋久杉をはじめとする、神秘的な景色が広がる屋久島は、欧米の観光客に特に好まれていると説明した。

 この5カ所に行けば「日本のことがよく分かる」かどうかは、分からない。ただ、中国メディアが日本の観光地をオススメする場合、映画やアニメに登場する場所をとりあげるケースが目立つ。それは、日本のアニメ・映像文化が中国に影響力を与えているということを改めて示すものと言うことはできそうだ。輸入品の関税引き上げを中国政府が発表して、いよいよ「爆買い」にブレーキがかかる可能性が指摘されている。中国人観光客にはモノだけでなく、より多くの「感動体験」や「美しい思い出」をトランクに詰め込んで、日本を後にしてもらいたいものだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)