AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節で、ガンバ大阪と上海上港が試合を行った際、上海上港のサポーターと上海申花のファンが横断幕の内容をめぐって乱闘騒ぎを起こした。日刊スポーツによれば、上海申花のファンが掲げた「ONLY SHENHUA REP SHANGHAI(上海申花だけが上海の名声)」という横断幕の内容に、上海上港ファンが激高したためだという。(イメージ写真提供:123RF)

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 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節で、ガンバ大阪と上海上港が試合を行った際、上海上港のサポーターと上海申花のファンが横断幕の内容をめぐって乱闘騒ぎを起こした。日刊スポーツによれば、上海申花のファンが掲げた「ONLY SHENHUA REP SHANGHAI(上海申花だけが上海の名声)」という横断幕の内容に、上海上港ファンが激高したためだという。

 日本国内で行われたサッカーの試合で、中国人同士が乱闘騒ぎを起こしたことは、中国でも広く注目を集め、恥を晒したとして批判の声も高まったが、中国メディアの騰訊はこのほど、日本人サポーターやサッカー関係者は非常に礼儀正しいと伝えたうえで、「乱闘を演じた中国人ファンたちは恥ずかしくないのか」と批判した。

 記事はまず、日本の全国高校サッカー選手権大会での一コマであるとしたうえで、試合終了後に両チームの監督や選手が握手しながら、お互いの努力と健闘を称えあったと紹介し、「その礼儀は紳士のよう」であり、「互いのリスペクトが垣間見える」と指摘。また、日本ではサポーターは「12人目の選手」と呼ばれていることを指摘したうえで、フェアプレーやリスペクトといった精神はサポーターたちにも深く浸透していると論じた。

 続けて、これまでに日本でも人種差別的な横断幕などが掲げられたことがあったと指摘する一方、こうした行為については厳罰が処されることになると指摘。そのため、日本のサッカーファンやサポーターたちはいかなる試合であろうと、ルールやマナーに則った行動が取れるのだと伝えた。それに対し、上海申花と上海上港のファン同士が乱闘を演じたことについて、中国のサッカー協会は事件から72時間が経過しても処罰や声明を発表していないと指摘、日中のサッカー協会の態度の違いもサポーターの言動の質に大きな影響を与えているとの見方を示した。

 ブラジルワールドカップで日本代表はグループリーグで敗退したが、サポーターたちは試合後にスタジアムのゴミ拾いを自主的に行って世界から高く称賛された。日本人と中国人のサポーターが国外で見せた、それぞれの行動はあまりにも対照的だが、それはサポーターの質と言うよりも、むしろ民度の違いという点に帰結するのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)