中国は自国でステルス戦闘機を生産できる世界でも数少ない国の1つだが、中国メディアの騰訊はこのほど、中国が第6世代戦闘機の開発に着手している可能性があると伝えている。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国は自国でステルス戦闘機を生産できる世界でも数少ない国の1つだが、中国メディアの騰訊はこのほど、中国が第6世代戦闘機の開発に着手している可能性があると伝えている。

 記事は中航工業瀋陽飛行機設計研究所の2016年度目標に注目。中国の第5世代ステルス戦闘機技術の検証機であるJ-31を開発したのはこの研究所だが、その年度目標とは「1機種を詳細に設計し、3機種を初飛行させ、4機種を評価する」というものだ。

 記事はこの年度目標が言及する「1機種」が第6世代戦闘機である可能性があると説明。その根拠として記事は、15年12月に中航工業集団公司のある幹部が中国メディアの中国航空報に対し、瀋陽研究所が手掛ける今後の重要プロジェクトの中に「次世代機の研究製造」があると言明した点を取り上げている。

 また戦闘機開発には「配備1世代・研究製造1世代・基礎研究1世代」の慣例があると紹介。この慣例で考えると、もしある国で第5世代戦闘機の開発が終了しているなら、その国は第6世代戦闘機の研究開発及び第7世代戦闘機の基礎研究をすでに開始していることになり、中国は2018年ごろをめどに第5世代戦闘機であるJ-20を実戦配備する見通しであることから、すでに第6世代戦闘機の研究開発に着手している可能性は高い。

 中国がすでに第6世代戦闘機の開発に着手している可能性がある一方で、日本は実証機X-2の開発段階にある。X-2はステルス技術などをはじめとする先進技術の検証に向けて開発が行われている実証機だが、X-2によって検証された技術をもとに日本で国産戦闘機が実用化されるのは、うまくいっても2030年代という報道もある。戦闘機の国産化がいかに困難かを物語るものだが、日本と中国の戦闘機開発における差は圧倒的に大きいと言わざるをえない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)